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町田市の自衛消防技術発表会で最優秀賞を受賞。学内の安全を守る「防災リーダー」が、今年も増えました。

2022.10.25

9月15日(木)、町田消防署本庁舎において町田消防署・町田防火管理者研究会主催の自衛消防技術発表会が行われ、玉川学園は1号消火栓の部で最優秀賞を受賞しました。
自衛消防技術発表会は市内の企業や団体、教育機関、各種施設が参加し、日頃の消防訓練の成果を発表するというもの。ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり開催が見送られていましたが、3年ぶりの開催となりました。玉川学園では毎回メンバーを替えて隊を編成し、ほとんどの隊員は消防知識がないところから訓練を重ねて参加しています。

1号消火栓の部と2号消火栓の部で技術を競う自衛消防技術発表会。町田市内の各事業所から本年度、1号消火栓の部には11隊が、2号消火栓の部には8隊がエントリーしました。玉川学園がエントリーした1号消火栓の部では、地震により火災が発生したという設定で初期消火、通報連絡、避難誘導など、災害発生時の初期対応に3人のメンバーで取り組みます。初期消火では消火器・消火栓を操作し、30メートル先の火を模した標的を狙って放水。通報連絡では119番通報の要領や消防職員への現場引継ぎを、避難誘導では館内放送や現場での誘導声掛けといった一連の流れで審査され、行動の的確さや指示の出し方、取り組む姿勢などが審査対象になっています。
玉川学園自衛消防隊のメンバーも、指揮者、1番員、2番員それぞれが初期消火活動で必要な自らの役割をしっかりと行い、これまでの練習成果を見事に披露。こうした内容が評価され、4年ぶりの最優秀賞受賞となりました。

<撮影時のみマスクを外しています>

なお、9月26日(月)には、町田消防署長・町田防火管理者協会長が来園し、隊員たちに最優秀の通知と表彰状の授与が行われました。

<撮影時のみマスクを外しています>

メンバーのコメント

指揮者 奥田 江梨(総務部総務課・セキュリティ担当)

セキュリティ担当として配属されてから、いつかは参加するだろうと思っていました。実は大きな声を出したりすることが得意ではなかったのですが、内田さん、遠藤さん、そして指導してくださった先生方というチームが素晴らしく、練習の段階でも意見を出し合えるような雰囲気で、役割を全うすることができました。災害時には行動しなくてはいけないという気持ちは以前からありましたが、具体的に何をすればいいのかが、今回参加してみてよく理解できたと思います。

1番員 内田 光紀(玉川学園警備隊)

7月末に体調を崩し、計14回ある練習のうち、2回を欠席してしまいました。そこから二人に追いつくのが大変でしたが、ていねいに指導をしていただいたお陰できちんと連携ができるようになったと思います。今回発表会に参加してみて、警備巡回時に建物などでも消火栓の場所を自然と探すようになり、心の中で「消火栓よし!」と呟くように。今後は警備隊の後輩が参加することもあると思うので、その際にはいろいろとアドバイスをしたいと思っています。

2番員 遠藤 明佳(玉川学園警備隊)

本番では多少のアクシデントもありましたが、練習の成果を出すことができたと思います。消火栓も消火器も、実際に触ってみると決して操作が難しいものではありません。発表会に参加してそれらについての知識も深まったからこそ、災害時には率先して行動したいという気持ちが強くなりました。また消防技術とは直接関係ありませんが、今回の訓練を通して、悩んだときは周囲に意見を求めたり誰かを参考にするということは、業務などさまざまな場面で重要なのだと強く感じました。

指導を担当した坂田スタッフも、「今回のメンバーは当初から最優秀賞を取りたいと口にするほど、とても前向きでした。結果はもちろん、玉川学園の安全・安心を守るスタッフがまた増えたことが嬉しいですね」と、学園内の防災の強化という点を評価。玉川学園の敷地面積は広く、その中で幼稚部生から大学院生までが学んでいます。もし災害が起きた際には、まず自分たちで対応することに。この自衛消防技術発表会にも毎回違うメンバーで臨むのには、一人でも多くの「防災リーダー」を学内に増やしたいという想いがあります。実際に、職員の約1/3がこの自衛消防技術の訓練経験者であり、有事にはこのメンバーが現場での中心的役割を担当するのです。玉川学園では今後もこのような機会を通して自衛消防隊員を育成。安全で安心なキャンパス作りを目指していきます。

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