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しっかり準備をした上で行った「ようちぶうんどうかい」。子どもたちはこの経験から多くを学び、成長していきます。

2022.11.18

10月29日(土)、幼稚部において「ようちぶうんどうかい」が開催されました。
ここ数年、学年によって午前と午後に分けるなど感染症予防対策を講じて行われてきましたが、本年度は久しぶりに3学年が揃っての開催に。晴天にも恵まれ、日なたにいると暑いほどの陽気の中、子どもたちの元気な声が園庭に響きわたりました。

開会式では幼稚部長の須田忠教諭から保護者の皆さんに向けて「今日は久しぶりの全学年同時の開催となりました。親子競技もありますので是非一緒に楽しんでいただいて、今日までの成長を共有していただけたらと思います。3年間での成長も感じられると思いますので、どうぞ振り返りながら、そして先を楽しみにしていただきながら、今日一日を楽しんでください」と挨拶がありました。

競技が始まる前に、年長組の子どもたちによる応援団が登場。男の子は法被に鉢巻き、女の子はチアリーダーという出で立ちで皆にエールを送り、会場全体から大きな拍手を受けました。この応援団によるエールは午後の部の始まりにも登場し、皆の気持ちを高めました。

最初の競技は全学年で行う「かけっこ」です。園庭のホール側から大砂場側へ向けて、全力で走る子どもたち。途中で転んでしまう子供もいましたが、皆最後まで走りきります。そんな姿に、観客席で見守る保護者の皆さんはもちろん、他学年の子どもたちからも声援が送られます。年少組から順番に走りますが、学年が上がるたびに走る速度も上がるだけでなく、姿勢もしっかりとして、成長を実感させます。

午前中のみの参加となる年少組は「ジャングルでだいぼうけん!」、「はらぺこアニマルにきをつけて!」の2種目に取り組みました。
「ジャングルでだいぼうけん!」は園庭をジャングルに見立て、フラフープのトンネルやロープの上を渡ったり、長縄をジャンプして跳んだりして、ゴールを目指します。フラフープを支えたり長縄を持つのは年長組の子どもたちです。
そして「はらぺこアニマルにきをつけて!」は、親子でペンギンやカンガルーといった動物に変身して、園庭に散らばったドーナツやアイスクリームを取り、カゴへと入れていきます。

ジャングルでだいぼうけん!
はらぺこアニマルにきをつけて!

年中組は「力を合わせてひっぱれ! 綱引き!」、「突然ですが、選びませんか? おもしろリレー!」の2種目に挑戦。「力を合わせてひっぱれ! 綱引き!」は1本の長い綱を、全員で引っ張り合うクラス対抗競技。先生の声援を受けながら、これまでの練習の成果を活かし、力一杯綱を引き合います。
そして「突然ですが、選びませんか? おもしろリレー!」は、親子で行う競技。親子で「子どもをおんぶ」、「保護者がハイハイして子どもを背に乗せる」、「保護者は目隠しをして、子どもが誘導」の三つのカードから一つを選び、その指示に従ってゴールを目指し次の走者につないでいきます。特に「保護者は目隠し」のカードが出ると子どもたちは大喜び。少し不安そうなお父さん、お母さんの手を引いてゴールを目指す姿が印象的でした。

力を合わせてひっぱれ! 綱引き!
突然ですが、選びませんか? おもしろリレー!

年長組は「ツナを食べたいんじゃないんだ。綱を奪いたいんだ!」、「まきおこせ! たまがわたいふう50ごう!!」、「いくぞ! 全員リレー」の3種目に挑戦しました。「ツナを食べたいんじゃないんだ。綱を奪いたいんだ!」では、クラス対抗で5本の綱を引っ張って奪い合います。玉川学園では体育祭でも「綱奪い」は会場全体が白熱する競技の一つですが、ようちぶうんどうかいでも会場全体が盛り上がりました。

ツナを食べたいんじゃないんだ。綱を奪いたいんだ!

「まきおこせ! たまがわたいふう50ごう!!」は親子で取り組むもので、毎回年長組が行っている伝統の競技。親子で長い棒を持ち、コース上のコーンを一回転してリレーを行います。コーンを回転する際にどちらが軸になるのか、どちら向きに回転するのかなど、親子で事前に相談。スピーディーに到着した親子がハイタッチをするといった様子も見られました。

まきおこせ! たまがわたいふう50ごう!!

そして「いくぞ! 全員リレー」は、運動会の最後を締めくくる競技。一人ひとりが園庭を一周し、リングバトンをつないでいきます。男女混合で行われ、かけっこが得意な子どももそうでない子どもも全員が参加するので、常に順位が入れ替わり、保護者の皆さんも立ち上がって勝敗の行方を見守ります。最後の走者がゴールをした際には、園庭全体から拍手が沸き起こりました。

いくぞ! 全員リレー

こうして幼稚部での秋の一大イベントは無事終了しました。
閉会式で「保護者の皆さん、ありがとうございました。親子競技がとても良かったです。子どもたちも満面の笑みで、親御さんのことが大好きなんだということが伝わってきました。来週からいろんなチャレンジが始まりますが、どうぞ子どもたちの背中を押していただいて、その成長をまたこういう場で共有できればいいなと思います」と須田幼稚部長。そして全力で取り組んだ子どもたちに対しても「最後までよく頑張りましたね」と声をかけました。

実際に、年長組の子どもたちは自分たちの競技に取り組むだけでなく、器具の準備やアナウンス、体操のお手本、年少組の誘導などを担当。たとえば園庭内に前の競技で使ったコーンが残っていたら、率先して取りに行くなど、積極性が感じられました。また年中組、年少組の子どもたちも、この運動会に至るまで、何度も練習を重ねてきました。「突然ですが、選びませんか? おもしろリレー!」の目隠しをした保護者の手を引くといった場面では、転ばないようしっかりとリードするといった様子も。やはり幼児教育においては保護者の皆さんにもかかわっていただくことが非常に重要だということを、改めて実感する一場面でした。
たくさんの思い出を作ると同時に多くの学びの機会となった「ようちぶうんどうかい」。ここでの経験を通して、子どもたちはまた一回り大きく成長しました。

活躍する年長組の皆さん

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