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これからは、学んだ知識を活かし社会に貢献する側に。大学卒業式が行われ、多くの玉川っ子が社会に旅立ちました。

2023.03.31

玉川大学の卒業式が、3月10日(金)・11日(土)の2日間にわたり大体育館において執り行われました。10日の午前中に教育学部、午後に工学部・経営学部・観光学部、11日の午前中に文学部・農学部、午後に芸術学部・リベラルアーツ学部というように、昨年度同様に4回に分けることで密な状態を回避しての開催です。
出席者全員が起立しての国歌静聴の後、学位記の授与が行われました。各学部学科の代表者が登壇し、小原芳明学長から学位記を受け取ります。本年度は学長や学科長ともしっかりと握手を交わす姿が印象的でした。そして在学全期間を通じて成績・人物共に優秀と認められた卒業生には、学長賞も贈られました。受賞した19名の学生の中にはこの教育活動レポートで活動内容を取り上げた学生もいるなど、学業に熱心に取り組んだ卒業生がその栄誉に輝きました。

そして学長賞を受賞した卒業生の代表者がスピーチを行いました。

4月から小学校教員となる教育学部教育学科の竹下美里さんは「玉川大学にはさまざまな学びのための環境が整えられており、自ら挑戦し、成長することのできる多くの機会があります」と、1年次のアメリカ短期研修で他国の学生から受けた刺激が成長の機会になったことに触れました。

一方、経営学部国際経営学科の山本真由さんは新型コロナウィルス感染症の影響で留学が中止となっても、国際教育センターを通じて多くの学びの機会を得、難関と言われる米国大使館主催の国際会議に参加。「道が閉ざされても新たな可能性を模索し、挑戦できるようになりました」と述べました。

卒業研究で日本酒をテーマにし、卒業後は酒造メーカーに就職する農学部先端食農学科の人見優妃音さんは収穫祭での神輿の活動について触れ、仲間や卒業生という存在の大切さを語ってくれました。

そしてリベラルアーツ学部リベラルアーツ学科の征矢晶紀子さんも「玉川大学からもらい受けた財産の中で、最も自慢できるものは『人との出会い』です」と語ると同時に、「私たちは、思っているよりもずっと、伸びやかな力を持っています。自信を持って、次の扉を開きましょう」と、皆に呼びかけました。

そして全員が教職員や家族への感謝の言葉を口にし、会場全体が大きな拍手で包まれました。

代表のスピーチに続き、卒業生全員が起立して「仰げば尊し」を斉唱した後、小原学長からの祝辞がありました。その中で学んだ知識をどのように活かすのかが重要であることを「子どもの発達に寄与するのであれば、善として価値ある知識技術です」、「DXの時代でも知識と技術は目的達成のために力を発揮しますが、目的が手段を合法するとは限りません」といったフレーズで、また学び続けることの重要性を「皆さんは農業や環境、教育について学んできましたが、それに終わりはありません」、「知識生産の速度は特に自然科学や技術の分野で増していますが、その影響は芸術にも及びます」といったフレーズで、各学部の卒業生に対して伝えていきました。そして「いかに高度成長し豊かになった社会や時代にあっても、多くの課題は存在し、社会は不満でいっぱいです。ですから我々がより良い社会を望み誰かが行動を取るならば、どうぞそのために『苦しく、いやな、辛い、そして損な場面を、真っ先に担当する』玉川っ子であってください」と、卒業生たちにメッセージを送りました。

最後に校歌を斉唱し、卒業式は終了しました。退席する卒業生一人ひとりに向けて、会場全体から拍手が送られます。会場の外では穏やかな陽に包まれるように、卒業生たちの輪が数多く生まれていました。
就職や進学など、春からはそれぞれの場所で新たな生活が始まる卒業生たち。学んだ知識や経験を活かし、新たな場所でも活躍することを願っています。

【トピックス】卒業式に合わせ、企画したタンカンガチャを設置。

玉川大学の「複合領域研究210:工農芸融合価値創出プロジェクト」を2022年度に履修した学生たちが取り組んだテーマである、「タンカンを玉川ブランド商品として育てよう」。ポンカンとネーブルの自然交配種であるタンカンをどのようにマーケットと消費者に向けて発信していくかを、工学部・農学部・芸術学部の学生たちが検討しました。授業では学生によるプレゼンテーションが行われましたが、その中に「ガチャガチャを用いたタンカンの販売企画」という提案がありました。カプセルトイの小型自動販売機を用いてタンカンを販売するというもので、大学卒業式に合わせて、当日の父母控室でもある朔風館の横にこの販売機を6個設置。当たりが出たら5個プレゼントといった企画も盛り込み実演を行いました。

ガチャガチャのワクワク感と手軽さもあいまってか、多くの御父母の皆さんに関心をお寄せいただき、行列ができる時間帯も多くありました。学生の考えが具体的な施策として実施できたとても貴重な機会でした。

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