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これから、本当の実力を付ける年代に。小学校課程を終えた6年生のための「修了生の集い」が開催されました。

2023.03.30

幼稚園から高等学校までを一貫教育として捉え、カリキュラムを構成している玉川学園。特に小学校から高等学校までの12年間に関しては6・3・3制にとらわれず、独自の枠組みで教育活動を展開しています。その中で小学6年生はSecondary Program DivisionもしくはIB rograms Divisionとして早い時期から中学生相当の学年と一緒に学ぶことに。このため小学校の卒業式や中学校の入学式・卒業式といった行事は行われませんが、義務教育としての小学校課程修了を祝し、修了生の集いを行っています。本年度は3月15日(水)に、University Concert Hall 2016内の大ホールMARBLEにて開催されました。

式が始まるまで、ステージ上のスクリーンには6年生の、この1年間の様子が映し出されています。小学6年生ではありますが、玉川学園ではSecondary Program DivisionもしくはIB Programs Divisionの1年目。自由研究やクラブ活動、委員会活動など、さまざまな活動に取り組む様子を、保護者の皆さんも真剣に見つめていました。

そして式の冒頭ではSecondary Program Division担当部長の中西郭弘先生(6-8年)からお話がありました。「今年最初の礼拝で、皆さんには『行動しない罪』というお話をしました。皆さんには是非考えて、自ら行動してほしいと伝えましたが、この1年、考えて行動できたでしょうか」と、6年生としての1年間を振り返った中西先生。その上で、「皆さん、いよいよ中学生です。算数が数学に変わるなど、学習内容もより学問的になり、クラブ活動も本格的になります。これからが本当の実力を身に付ける年代です。仲間とのかかわりも大切になってきます。考えて、感じて表現すること。玉川っ子としての立ち居振る舞いを意識して、いろいろなことに挑戦してほしいと思います」と語りかけました。

そして修了証の授与が行われました。一人ひとり名前を呼ばれると大きな声で返事をしてステージ中央に進み、中西先生・ユーリカ―先生から修了証を受け取ります。皆、この6年間で大きく成長しました。

そしてIB Programs Division教育部長のユーリカー先生からは「皆さんは昨年の春に(K-12経塚校舎から)こちらにやって来ました。皆さんの英語のレベルと率直に話す意欲に感銘を受けたことを思い出します。同時にリーダーシップや協調性などにも驚かされました。さまざまな活動にも積極的に参加してくれたことも嬉しく思っています。4月からは新しい仲間も増えます。これまでの友人との時間だけでなく、新入生とも交流することを期待します。同時に、新しいことにも積極的にチャレンジしてください。中学生となった皆さんにお会いできることを楽しみにしています」とメッセージを送りました。

ユーリカー先生に続き、修了生の代表からもあいさつがありました。女子生徒は「6年前、私は英語が全く話せない状態でEPクラスに入学しました。最初は先生が何を話しているのかも分かりませんでしたが、気がつけば英語の本を読み、自然と英語が話せるようになっていました。6年に進級しIB生となってからは出される問題の質も変わり苦労しましたが、根拠に基づき考える課題が多く、とても興味深いです。これからも自分がやりたいことを追究し、悔いなく進級していけるような、充実した生活を送りたいです」と抱負を口にしました。また男子生徒は「4年生からは新型コロナウィルス感染症対策で友達に会えない日が続き、また会える日を待ち遠しく思っていました。そうした中で6年生の林間学校は久しぶりの宿泊行事で、とても充実していました。また中学生と共に学ぶSecondary Program Divisionでの毎日は非常に楽しく、自由研究では物理を選択して取り組んでいます。僕は自然がたくさんあり、やりたいことが何でもできる玉川学園がとても好きです。4月からは新入生とともにさまざまなことに挑戦し、自分を成長させたいと思います」と語り、多くの拍手を受けていました。

校歌斉唱の後、一列になって会場を後にする生徒たち。立派に成長した彼らを、保護者の皆さんが拍手で送り出します。4月から7年生となる彼らは新6年生を支えると同時に、中学部から玉川学園へ入学してくる新入生にも模範を示す立場となります。また来年度からは別の中学校へ進学する生徒にとっては、新たなチャレンジが始まります。一人ひとりがそれぞれの場所で輝くことを、願ってやみません。

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