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FC町田ゼルビアの冠試合「玉川大学マッチデー」開催。生徒や学生がスタジアム内外でさまざまな活動に取り組みました。

2023.07.19

7月1日(土)、本年度もサッカーJ2リーグFC町田ゼルビア(以下町田ゼルビア)のホームゲームが、玉川大学マッチデーとして開催されました。

玉川大学・玉川学園は地域連携事業の一環として町田ゼルビアとトップパートナー契約を結び、生徒や学生の教育活動で連携すると同時に、TAPなど玉川大学・玉川学園のリソースをチームビルディングに提供しています。そして年に一回開催される玉川大学マッチデーでは、玉川学園の各種団体がブースを設置したり、生徒や学生が試合中のボールボーイなどを担当してきました。本年度は第23節の大宮アルディージャ戦において玉川大学マッチデーを開催。午前中に降っていた雨は止んだものの蒸し暑い中での開催となりましたが、好調な町田ゼルビアの応援に多くのサポーターがスタジアムに詰めかけました。ここではスタジアムに隣接したイベントスペースであるゼルビーランドで実施されたイベント・展示の内容や、試合中に行われたサポート活動などについて紹介します。

ゼルビーランドでのイベント、展示

大学公認サークル 無果汁juicys

毎年児童を対象としたイベントを行っている、ボランティアサークルの無果汁juicys。本年度も、子どもたちが楽しめる企画を用意しました。町田ゼルビアのマスコットであるゼルビーのお面制作では、子どもたちがゼルビーのお面に色を塗るのを手伝いました。また、ペットボトルをピンに見立ててボールを蹴って当てるゲーム「サッカーボウリング」も実施。昨年度よりも子どもたちとの距離が近いイベントに取り組み、多くの参加者を集めていました。

Tamagawa Mokurin Project

学内で伐採した樹木の再利用や教育活動での活用を積極的に行うことで、環境保全に貢献できる人材の育成を目指す「Tamagawa Mokurin Project」が2022年度よりスタート。イベントスペースでは木の展示を行うと同時に、クラフトペーパーを工作する応援バンドづくりを行いました。応援バンドはクラフトペーパーでできた型紙に色を塗り、ゼルビーのモチーフとなっているカワセミを立体的に仕上げます。そして羽根の部分は玉川学園で採取した樹木の葉を使用。この企画を考えた芸術学部メディア・デザイン学科4年生の吉田峻晟さんは、「当初は粘土でカワセミを作ってもらおうかとも考えましたが、短時間で作ってもらえるようクラフトペーパーを選びました。実際にお子さんたちに楽しんでもらえてクリエーターとしてもとても嬉しかったです。」と語ってくれました。

玉川学園購買部・出版部

購買部ブースで、毎年人気で長い列を作るたまがわアイス。今回は、新商品「たまがわジャムアイス」の先行販売が行われました。ストロベリー、ブルーベリー、クリームチーズヨーグルト各種類のジャムが練り込まれた3つの味があり、このジャムは農学部の学生が商品開発に携わったもの。また容器のデザインは芸術学部の学生が担当しました。この新商品は7月10日より購買部やオンラインでの販売がスタートしています。出版部ブースでは、数あるラインナップの中から、子ども向けの絵本や書籍を販売。多くの方が手に取っていました。

ステージパフォーマンス

玉川学園吹奏楽部(10〜12年生)

ステージパフォーマンスには、吹奏楽部(10-12年生)が登場しました。司会進行も3名の女子生徒が担当。「ダンスホール」、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(映画『メリー・ポピンズ』の劇中歌)」、「スーパーマリオブラザーズ」など、J-POPや映画音楽、ゲームの曲といったメジャーな曲をセレクトし、会場を大いに盛り上げました。演奏後、挨拶に立った吹奏楽部部長の「ここ数年、一般の方の前で演奏する機会がありませんでした。今日は自分たちも楽しく演奏ができました」という言葉が印象的でした。

試合会場

試合前には玉川学園の紹介映像がスタジアム内の巨大モニタで流されました。また選手入場の際には吹奏楽部がアンセムを演奏し、無果汁juicysと吹奏楽部のメンバーがフラッグベアラーを担当。延長教育プログラムサッカー講座受講の玉川学園1・2年の児童がエスコートキッズを務めました。そして試合中は高校サッカー部や大学体育会サッカー部の部員がボールパーソンや担架要員に。ボールがタッチラインから出たら選手にボールを渡したり、選手が負傷した際に担架で運べるよう懸命に取り組む姿が印象的でした。それぞれに与えられた役割を全うしながらも、プロ選手の試合をピッチ内の同じ目線で、選手の息遣いまで感じられる距離で見ることができるというホンモノに触れる機会を得ることができました。スタジアムには生徒や学生が多く詰めかけ、スタジアム全体が玉川一色となりました。

この日の試合では大宮アルディージャに2点先制されたものの3点を取り返し、見事勝利した町田ゼルビア。23節終了時点で、勝ち点で2位に7点差をつけて首位を走っており、悲願のJ1昇格も見えてきました。これからも玉川学園は、町田ゼルビアに声援を送り続けます。

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