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リベラルアーツ学部の学生が、研修を終えたシンガポール国立大学生の送別会を企画。一緒に過ごした3週間を振り返りました。

2023.08.01

短期研修として、4年ぶりに玉川大学を訪れていたシンガポール国立大学(以下NUS)の研修生たち。日本語研修以外にも書道教室や小学校見学、日本語発表会などさまざまなプログラムに取り組んできました。そして約3週間の日程を終え、7月7日(金)に日本を発ちましたが、5日(水)には研修生たちをサポートしてきたリベラルアーツ学部の学生による修了式と送別会が開催されました。

書道体験
茶道体験
日本食体験

この日の送別会に向けて準備をしてきたリベラルアーツ学部の研修生サポートチームの学生たち。会場にNUSの研修生たちが到着すると、学生たちは彼らを拍手で出迎えました。
女子学生2名の司会進行による送別会は、渡邊正彦学部長の挨拶からスタートしました。
「今回参加されたNUSの研修生の皆さんは、日本以外にもさまざまな国に行き、それぞれの国の文化も体験的に理解したと思います。その経験は、自国の文化のいい点や悪い点を客観的に知ることにもつながります。日本の学生も皆さんと接したことで、日本のいい点や悪い点を知れたのではないでしょうか。今回の経験が、今後の皆さんもいろいろな力になることを期待しています。最後に、若い方を見ていていつも思うのですが、すぐに仲良くなれるのは若い方のいい部分です。ここで生まれたつながりを、今後も大事にしてもらいたいと思います」
そして修了証の授与が行われました。研修生一人ひとりが名前を呼ばれ、渡邊先生から修了証と記念品を手渡されると、研修生たちもとても嬉しそうに受け取っていました。

そして研修生たちとサポートしてきた学生の代表として、2年生の望野華さんからの挨拶がありました。
「3週間という短い期間でしたが、それぞれが多くの思い出を作ることができたと思います。私も皆さんと一緒に授業を受けたりお寿司を食べたり、また宿舎でお話をするなど、たくさんの思い出ができました。またプロジェクトワークでも一緒にインタビュー調査を行ったり準備をしたり、最後には大勢の前で発表することもできて嬉しかったです。ありがとうございました。また日本に遊びに来てください」という挨拶に、研修生からも大きな拍手が送られました。

その後はサポートチームの記録係が作成した動画を鑑賞。学内ツアーや歌舞伎鑑賞、日本食体験など、研修期間のさまざまな思い出が5分ほどの動画にまとめられていました。懐かしい出来事に歓声が上がったり、おどけた表情に笑いが起きたりと、研修生たちにも大いに喜ばれました。そして記録係から研修生一人ひとりに、この3週間の思い出を一つにまとめたアルバムが手渡されました。

今回の日本語短期研修に参加したNUSのグヮック・スミンさんは、「日本には何度も旅行で訪れていますが、この研修ではそこでの経験とは異なり、日本の学生の皆さんと深く関わることができ、いろいろな話を聞けたことがとてもよかったです。また都内の観光地に行くだけでなく、映画『君の名は』を観た後にロケ地を巡ってみるなど、面白いプログラムを考えてくれたのも嬉しかったですね。他にも会話の中で私が『ラーメンが好き』とポロッと言ったことを覚えていて、紹介してくれたのも印象的でした」と語ってくれました。またサポートチームのリーダーを務めた2年生の望野華さんは「1年生の春休みにカナダへ語学研修に行ったのですが、現地の学生が手厚いサポートをしてくれたことで、充実した研修期間を送ることができました。そこで自分もサポートする側になりたいと思い、今回のサポートチームに参加しました。この研修は新型コロナウイルスの影響で3年間行われていなかったため、サポートを経験した在学生がおらず、先生に相談しながら進めていきました。もともと人と話すのは得意ではないのですが、リーダーとしてチームをまとめたり、研修生の皆さんとプロジェクトワークに取り組むことで、苦労もありましたが多くのことを学べたと思います。何より研修生の皆さんの積極性や日本語を学びたいという姿勢に驚かされ、自分も頑張らなければと感じました」と、サポートする側のメリットについても言及してくれました。

この日本語短期研修は、玉川大学の学生にとっても国内にいながら異文化に接することのできる、またとない機会です。日本文化について紹介したり、分かりやすい日本語を選んでコミュニケーションを取るなど、多くのことを学べたに違いありません。コロナ禍で一旦中断はしましたが、シンガポールと日本の双方の学生にとって学ぶことの多いこのプログラムが次年度以降も続いていくことを願っています。

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