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家族と一緒に、全力で走り回った秋の一日。「ようちぶうんどうかい」は、子どもたちにとって大きな成長の機会となりました。

2023.11.22

10月28日(土)、幼稚部において恒例の「ようちぶうんどうかい」が開催されました。
昨年度、久しぶりに3学年揃っての開催となりましたが、本年度はそれに加えて保護者の皆さんの参加人数にも制限をかけずに行うこととなり、ようやく本来の姿の運動会が戻ってきました。
当日は晴天ということもあり早い時間から席が埋まってしまうほど、多くの保護者の皆さんが来園。子どもたちも、開会式の前からそれぞれの教室で歌を歌ったりして、気持ちを高めていました。

開会式では6名の子どもたちが開会の宣言を行いました。幼稚部長の須田忠教諭は「昨日もみんなで運動会の練習をしましたね。今日はもっと楽しい運動会にしてください」と子どもたちに、そして保護者の皆さんには「今日一日は、ここにいる子どもたちみんなを我が子と思って、心からの声援をお願いしたいと思います」と語りかけました。

最初の競技「かけっこ」は、全学年で行います。そして本年度の運動会で取り入れられたのが、全ての競技の前に子どもたちの考えた準備体操を行うというもの。かけっこであればアキレス腱を伸ばしたりと、競技の特性に合わせた準備体操が行われました。こうした準備をした上で、子どもたちは本番へ。「よーいドン」に合わせて、園庭を全力で駆け抜けていきます。特に年少組の子どもたちはゴールの先で待っている先生のところへ一目散。そして年中組、年長組の子どもたちも、しっかりとした足取りで走りきりました。

運動会は昼過ぎまで行われますが、年少組は午前中のみの参加に。そうした中で取り組んだのが、「Halloween StreetへLet’s go !」と「おいしいケーキをはいどうぞ!」です。「Halloween StreetへLet’s go !」はドーナツに見立てたリングを飛び越えたりロールケーキに見立てた布のトンネルの中をくぐり、お化けをかわしながら自分で作ったデコレーションをケーキに挿すためゴールを目指します。そして「おいしいケーキをはいどうぞ!」は、親子で取り組む競技。親子で皿の上にケーキを載せ、落とさないように協力しながらお化けのところまでケーキを運びます。どちらの競技も、お化け役を担当するのは年長組の子どもたちです。初めての親子での競技とあり、子どもたちもとても嬉しそう。お父さんやお母さんを引っ張るように走って行く姿に観客席からも笑い声が聞こえました。

Halloween StreetへLet’s go !
おいしいケーキをはいどうぞ!

年中組は「はじめてのせんたく 〜ペアでいらっしゃい!〜」と「2回目のせんたく 〜親子でいらっしゃい!〜」の二つ。「はじめてのせんたく 〜ペアでいらっしゃい!〜」は子ども同士でペアを組み行う競技で、選んだカードに書かれたポーズを作った後、キャタピラーの中に入りゴールを目指します。組対抗の競技でしたが最後までデッドヒート。勝った組は大喜びでしたが、負けた組にも大きな拍手が寄せられました。そして「2回目のせんたく 〜お親子でいらっしゃい!〜」は選んだカードに書かれた方法で、親子でゴールを目指す競技。たとえば「目隠し」であれば親が目隠しをして子どもが手を引きながらゴールを目指します。コアラのように足に抱きついたりお姫様抱っこをしたりと、お父さんやお母さんも大苦戦。こちらの競技も接戦となり、アンカーが同時にゴールするという劇的な幕切れとなりました。

はじめてのせんたく 〜ペアでいらっしゃい!〜
2回目のせんたく 〜親子でいらっしゃい!〜

そして年長組は「レッツナ Go!! 〜つな奪い〜」と「トマトとたまごがとおります! 〜つぶれないようにきをつけて!!〜」、「がんばるぞ! 全員リレー」の三種目。「レッツナ Go!! 〜つな奪い〜」は組対抗で男女に分かれて、5本の綱を奪い合います。玉川学園全体の体育祭でも各ディビジョンで実施されるつな奪いですが、幼稚部でも行われています。「トマトとたまごがとおります! 〜つぶれないようにきをつけて!!〜」は親子で行う競技で、大きくなったトマトと卵を親子でコロコロと転がし、ゴールを競います。そして「がんばるぞ! 全員リレー」は運動会の最終種目でもあり、参加する子どもたちはもちろん、観客も応援に力の入る競技でした。組対抗で、全員が参加してバトンをつないでいきます。競技の前に須田先生から「元気は残っていますか?」と問いかけられ、「はい!」と大きな声で返事をする子どもたち。一番練習を重ねてきた競技ということもあり、皆上手にバトントスを行っていきます。全員が園庭を一周するので競技時間も長いのですが、拍手と歓声が途切れることはありません。勝った組の子どもがゴールして拍手、そして負けた組の子どもが走りきっても大きな拍手が寄せられました。

レッツナ Go!! 〜つな奪い〜
トマトとたまごがとおります!
〜つぶれないようにきをつけて!!〜
がんばるぞ! 全員リレー

この運動会は秋の楽しい行事の一つですが、その一方で子どもたちにとっては非常に大切な成長の機会でもあります。毎年の伝統となっていますが、年長組の子どもたちは準備係や放送係など、運動会の運営に関することを分担して取り組みました。子どもたちにとっては貴重な経験です。また今年新たに行われたことが、競技中に声援を送る実況係が、元気が出るフレーズを事前に考え、それを虹の絵が描かれたボードにまとめたこと。各学年の先生や子どもたちにヒアリングを行い、協議の内容も考えながら元気が出る言葉を考えました。他にも開会式では年中組と年少組の子どもたちの手を引いて入場するなど、下級生を引っ張る姿が印象的でした。何よりしっかり演技をしたり準備や片づけに一生懸命取り組む姿は、憧れのお兄さん、お姉さんとして映ったことでしょう。

こうして運動会は終了しました。閉会式を終えても園庭を走り回り、まだまだ元気な子どもたち。全力で競技を楽しんだ子どもたちにとっても、その成長した様子を見た保護者の皆さんにとっても、忘れられない秋の一日となりました。

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