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大学で成し遂げたことに誇りを持ち、次のステージへ。大学卒業式が行われ、多くの卒業生が社会へと旅立ちました。

2024.03.18

3月9日(土)、玉川大学の卒業式が大体育館で執り行われました。
ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあり、2日間にわたり分散しての開催を余儀なくされてきましたが、本年度はいままで通り1日での開催へと戻りました。午前に農学部・経営学部・教育学部・観光学部の、そして午後に文学部・工学部・芸術学部・リベラルアーツ学部の卒業式が執り行われることになりました。全学部が同じ日に卒業式を迎えられることは、クラブ・サークルなど学部を超えて活動をする学生たちにとっても喜ばしいことでしょう。

卒業式は、出席者全員が起立しての国歌斉唱から始まりました。演奏を担当するのは玉川大学管弦楽団、オルガン演奏は中村岩城教授、合唱は玉川大学合唱団、そして指揮は野本由紀夫教授です。
国歌斉唱の後、学位記の授与が行われました。各学部学科の代表者が登壇し、小原芳明学長から学位記を受け取ります。代表者は小原学長としっかり握手を交わした後で会場に向かって一礼しますが、とても晴れやかな表情が印象的でした。

引き続き行われた学長賞授与では、在学期間を通じて成績・人物共に優秀と認められた卒業生に賞が贈られます。本年度は18名がその栄誉に輝き、その中の2名が代表してスピーチを行いました。
「入学直後からオンライン授業となり、楽しみにしていたオーストラリア留学は、オンライン留学に。思い描いていたのとは全く違う、大学生活が始まりました」と、1年次のことを振り返った観光学部観光学科の竹野夏奈さん。そんな時に思い出したのが玉川学園のモットーである「人生の最も苦しい いやな 辛い 損な場面を 真っ先きに微笑みを以って担当せよ」だったそうです。そして英会話の勉強に取り組んだことで、TOEICで810点を取得。春からは外資系ホテルへの就職が決まっています。「自分では変えることのできない理由で、努力が報われないと感じる人もいると思います。しかし私は大学生活での経験を通して、やらないで後悔することが何よりももったいないことを学びました。大学での経験を胸に、新たな一歩を踏み出したいと思います」。

また工学部情報通信工学科の小林遼平さんは「3年次のコスモス祭では工学部展の委員長を務めました。芸術学部の皆さんと共同でテクノロジーとアートが融合した展示を行うなど、学部の枠を超えた一体感と達成感を共有することができました。また課外活動では数々のRobo Cupで成果を残すこともできました。研究室の教授の言葉『何だってやってみたらいい、挑戦しないことには始まらない』は、今でも私の原動力です」と学生生活を振り返り、「玉川大学でしかできなかった多くの挑戦と経験が私を成長させてくれました。春からは大学院修士課程でAI・ロボティクスの研究に邁進します。それぞれの夢に向かって一歩一歩進んでいきましょう」と、皆に呼びかけました。

代表者のスピーチに続き、卒業生全員が起立して「仰げば尊し」を斉唱した後、小原学長からの祝辞がありました。冒頭でTAPや第九シンフォニーへの挑戦に触れた後、学生生活で培われたつながりについて「大学とは社会で必要となる知識、生涯にわたる人とのつながりとなるネットワークを築く4年間です。そして卒業とはこの多くのことを携えて社会へ船出することです。大学でのネットワークを通じて協力し合えば、一人では到底なし得なかったことも可能に近づきます。どうぞこれから学友会を活用してください」と、卒業後もつながりを大切にしてほしいと語りました。また予測が困難なVUCAの時代にはナレッジとそれに基づいた技術が重要になりますが、その一方で秒進分歩の速度で変化する現代は、むしろ朝令暮改の気概と勇気を持って課題に取り組むことも重要であると強調。そしてこれからの時代に求められるのが文理融合型であるSTREAMの知識であり、社会人となってからもこの分野の進展に遅れないでほしいと、卒業生に伝えました。
最後に、小原学長は玉川のモットーを引用し、「玉川っ子として大学で成し遂げたことへの高い誇りを持ち、そしてやがて君たちが行動を伴う玉川っ子となり、世の光 地の塩となってくれることを願って卒業する諸君への門出の言葉とします」と、メッセージを送りました。

学長祝辞の後に皆で校歌を合唱し、卒業式は終了しました。保護者の皆さんからの拍手に包まれて、会場を後にする卒業生たち。出口の向こうのまばゆい光の中へと進んでいく様子は、まるで彼らのこれからを祝っているかのようでした。 本年度の卒業生は入学直後からオンライン授業が続き、同級生の顔もよく知らないまま進級していった世代です。そんな彼らがお互いを称え合っている姿は、例年の卒業式にも増して、素晴らしい光景でした。春からは就職や進学など、新しい場所で新たなスタートを切る卒業生たち。玉川の丘で学んだ知識とたくさんの思い出を胸に。次のステージでの活躍を期待しています。

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