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教育学部とVIA大学(デンマーク)の交換留学、1期生の留学生活スタート!

2024.09.13

2024年8月よりデンマークのVIA大学と玉川大学教育学部との交換留学が始まり、1期生として教育学部から3人の学生が渡航。約5カ月に及ぶ留学生活に入りました。授業や現地の学校での実習を含めた留学プログラムが始まる前の様子を、現地を訪ねた大谷千恵教授、尾関はゆみ講師が報告します。

学習環境

留学生が学ぶVIA大学の教育学部はデンマーク第二の都市オーフスにキャンパスがあります。大学全体の学生数は7000人。そのうち「Teacher Education」で学ぶ学生は1700人です。教員資格を取得した卒業生は、全土の学校で活躍しています。日本の教育システムとはかなり違いがありますが、哲学を軸にしている点で、京都帝国大学で哲学を学んだ創立者小原國芳の教育理念や全人教育と通じるものがあります。

校舎から見える風景と教室

VIA大学のエリック・ユール教授による玉川の学生向けのキャンパスツアーでは、教室をはじめ各施設を見学し、教職員とも交流できました。国際教育担当のエリック教授は元ハンドボール選手でオリンピック出場経験をもち、体育の教科書執筆者でもあります。

エリック教授(左端)と玉川の学生たち(左)。デンマークの教育機関や公共施設は、建設費の1.5%をアート作品にあてるように法律で定められており、作品に溢れている(右)
教科指導(地理)の教室とフリースペース
教科指導(家庭科)で試験に向けて準備している学生
体育館は目的別に5つあり、屋外にも体育施設がある
教科指導(図工室)と学生の作品

学生寮

学生寮は新しく、キッチン、シアタールーム、ヨガルーム、学習スペース、オンライン会議室、ランドリールーム、物々交換できるリソースルームなど共有施設が非常に充実しています。寮生活を送る大学院生がスタッフを務めており、学生のサポート役を担っています。学生主催のイベントが開催されており、友人をつくりやすい環境です。

部屋ごとにキッチン・トイレ・シャワーがある
ジム、ヨガルーム、共有スペース、シアタールームなどが揃う

オーフスの街

オーフス中央駅にバスやトラムの乗り場、郵便局などが集まっています。360度の見晴らしで知られる「アロス・オーフス美術館」、ジェンダー博物館、シアターをはじめ、カフェやレストラン、デパートなど充実した学生生活が送れる施設に恵まれています。どこも徒歩で行ける距離で、治安も非常に良好です。

街には歴史的な建造物が数多くある

オーフス市内の公立図書館

オーフス市の公立図書館DOKK1は、図書だけでなく、誰もが利用できるメーカースペース(ファブラボ)、乳幼児と保護者がゆっくり過ごせるスペース、子ども向けの遊びスペース、絵本やレゴのあるスペース、工作できるスペースをはじめ、高齢者のリハビリ施設も併設されており、誰でも充実した時間を過ごせる施設です。視察した日は、近隣の幼稚園や小学校から子どもを引率している先生と子どもたちの姿も見られました。

DOKK1は開放的な空間が広がる。右端の写真がメーカースペース
リサイクル品で自由に工作できるコーナーもある

留学プログラムについては、1期生帰国後に報告します。1期生が充実した留学生活を送れるようにVIA大学も玉川大学もサポートしています。

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