コーセーと共催で6〜8年生対象のスキンケア・紫外線対策講座を実施しました。
9月5日(木)、12日(木)、玉川学園6〜8年生を対象に、株式会社コーセーによる「スキンケア」「紫外線対策」「美容価値観」に関する講座が開催されました。参加者は、自由研究のテーマとして「健康教育」を選択した児童・生徒たち約40人です。

思春期を迎えると、皮脂分泌の増加に伴い毛穴が目立つようになり、ニキビができやすくなるなど肌の悩みも増えます。そうしたことが、自己肯定感に影響を与えることも少なくありません。
コーセーでは正しい情報を提供することで自己肯定感を高められるように、この年代にさまざまな支援を行ってきました。また玉川学園でも、日やけで児童・生徒の運動時のパフォーマンスが落ちないように、これまで以上にスキンケアの指導を重視しています。
こうしたことを背景に、玉川学園・玉川大学の「健の教育」を推進する玉川アスレチック・デパートメントとコーセーの共催により、今回の講座が開催されました。

「スキンケア講座」では、まず肌のメカニズムについて学んだ後、実際に乳液を使って各自がスキンケアに挑戦。「ただ顔に乳液を塗るのではなく、顔の外側にリンパを流すイメージでやってみましょう」というアドバイスを参考に、各自が取り組みました。

また「紫外線対策講座」では、日やけとパフォーマンスの関連や日やけ止めの効果的な塗り方などについて学び、その後で実際に日やけ止めを塗ってみました。健やかな肌は自身の心身にプラスの影響を与え、日やけ止めの習慣は紫外線から肌を守り、パフォーマンスを高める効果があることを、児童・生徒たちは学びました。

また「美容価値観」講座では事前に行ったアンケートを基に、美しさに対する価値観について、各自がどのタイプなのかを確認。自身の結果を見て大いに盛り上がりました。世界には日本とは異なる価値観が数多く存在するとのことについて、児童・生徒の興味は尽きない様子でした。
スキンケアなどで外見を整えることと同様に、自身や他者の価値観を理解・共感することも重要との講師のメッセージを、児童・生徒は真剣な面持ちで受け止めていました。
講座を受講した児童・生徒からはさまざまな声が聞かれました。
「自宅でも母親が乳液を使っているところを見たことがあったので、これからは自分もやってみたい」(6年生・大島拍くん)
「毛穴が開くことや皮膚がとても薄いことなど、知らなかったことを知ることができました。母親と一緒にパックをすることもあるので、今後も時間があればスキンケアに取り組みたいです」(7年生・杉山結希さん)」
「リンパの重要性は以前から知っていましたが、どうすればいいのかまでは知りませんでした。今回の講座で知ることができたので、これからケアをしていこうと思います」(8年生・川口叶愛さん)
自分の肌は一生付き合うもの。特に顔はその人の印象づける部分でありながら、常に外気や日光に晒されるなど、早期のケアが必要な部分でもあります。成長過程の児童・生徒にとって、ケアの大切さを学ぶ点で意義ある講座となりました。ここで得た学びは、これからの自由研究「健康敎育」でも活かしていきます。