Student COMMONS建設の無事を願う地鎮祭を実施。学生の「新たなつながりの場所」が誕生します。
大学2号館跡地に建てられる、学生のコミュニティスペース
かつて大学2号館のあった場所に、学生のコミュニティスペースとなる新たな施設「Student COMMONS」が建設されることとなり、10月1日(水)に工事・建設の無事を祈願する地鎮祭が執り行われました。
当日はあいにくの雨模様。傘を差したスーツ姿の関係者が集まってきます。学生たちも「何が行われるのだろう」と、興味深そうに眺めていきます。こうして卒業生である鶴間熊野神社・池田宮司の司祭による神事が始まりました。


「学生の思い出作りの拠点に」と語る小原理事長
厳かな雰囲気の中、鍬入之儀や玉串奉奠などが粛々と行われていきます。最後の新酒拝戴にあたり、「かつての2号館には私も4年間通いました。今日、更地になっているのを見て少し寂しい気持ちになりましたが、この場所にまた素晴らしい施設ができることを楽しみにしています」と、池田宮司も新施設に期待を寄せました。




そして、小原芳明理事長による挨拶がありました。「かつてこの場所にあった大学2号館は、創立者の小原國芳が最も力を入れて造った校舎だと言われています。多くの学生がここで学び、第九(ベートーヴェンの『交響曲第9番ニ短調』、大学1年生全員で毎年12月に合唱を行う)の練習なども行われました。卒業生にとって、さまざまな思い出を作る拠点であったと思います。そしてこの場所に新たに建設されるStudent COMMONSが、これからの学生の思い出作りの拠点となることを願っています」
学生が気軽に立ち寄ることのできる施設に
Student COMMONSは「開かれた“つながり”の場所」、「人との交流を通して、生活を豊かにする施設」をコンセプトに、学生の交流や課外活動での使用を目的としています。威風堂々という言葉が相応しかった2号館とは異なり、高さを抑え水平ラインを強調したファサードは、学生が気軽に立ち寄ることのできる雰囲気。そしてレンガタイルの外装は、背景となる聖山の緑や周辺建物ともマッチしています。施設内には学生ラウンジや文化会クラブの倉庫、課外活動スペースなどを擁し、さまざまな活用を想定しています。学生たちが授業などで校舎を移動する際によく通る場所にあるという、アクセスの良さも魅力です。また学園内施設として初めてZEB Ready(再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物)を取得するなど、最新の環境配慮技術や省エネルギー技術も採用しています。決して大きくない施設でありながら、この日の地鎮祭に多くの学園関係者が参加したことからも、この施設の重要性が伝わってきます。


Student COMMONSの利用開始は2027年4月を予定しています。学生たちがここで多くの思い出を作っていくことが、今から楽しみです。
