伝統行事である体育祭。幼稚園児から大学生までが全力で身体を動かす、爽やかな秋の一日となりました。
全ディビジョンが合同で取り組む、学園屈指の伝統行事
幼稚園児から大学生までが一堂に会して行われる、玉川学園の秋の一大行事でもある体育祭。ご家族の皆さんも来校し、10月12日(日)に開催されました。前日の雨により一日遅れでの開催となった今回の体育祭ですが、生徒たちは始まる前からグラウンドを走り回っています。また教職課程を履修する大学生も参加しており、開会前にはグラウンドに集まり、先生からの諸注意に耳を傾けていました。
全員がグラウンドに整列して開会式が行われました。幼稚園児から大学生まで総勢2,730名が揃った姿は壮観です。そして小原芳明学園長の「きみたちの競争相手は無限大の大空、確固不動の大地、今日一日しっかり身体を動かしましょう」という開会宣言で、体育祭が始まりました。


新競技「TAMAGAWA360」に観客席も大興奮
午前の部では開会式と6つのプログラムが行われました。
K-12では各ディビジョンごとの運動会も行われ、そこで徒競走など競技系種目の多くを行うため、体育祭では演技系種目が中心となります。長年行われているものも多い中、本年度は6〜8年生男子・9〜12年生女子が取り組む「TAMAGAWA360」が新種目として実施されました。これは色分けされた組ごとに、グループで大きな布を使って相手陣地のボールを奪い、自陣へと持ってくるというもの。ボールを奪い合う様子にスタンドからも歓声が上がりました。そして午前中最後のプログラムは、全員がグラウンドに集まっての「みんなでエアロビック」。朝から動き回った児童・生徒・学生たちですが、まだまだ元気一杯。昼食の後は、午後のプログラムに臨みます。



選抜リレーでは、最後の走者にも拍手
午後の部でも、さまざまなプログラムに取り組みました。毎年趣向を変えて行われるIB Divisionのプログラムですが、本年度の「Break the Mold」は5大陸がテーマ。世界のさまざまな音楽を、デンマーク体操と融合させた内容で披露しました。またプログラムの最後を飾る「選抜リレー」は、小学1年生から大学生までがバトンをつないでいく、玉川学園ならではの競技です。目まぐるしく変わる順位に応援をする生徒や学生はもちろん、観客席からも大きな歓声が。最後にゴールした選手にも大きな拍手が送られました。




皆でつくり、皆を称えることの素晴らしさを学ぶ
閉会式では最終得点が発表され、黄色組が235点で勝利を収めました。歓声を上げる黄色組。そして他の組は拍手を送り、お互いの健闘を称え合います。校歌斉唱の後、小原一仁学長の「応援に来てくれた家族の皆さん、吹奏楽部や保健体育専攻の学生たち、そして今日一日頑張った皆さん自身に拍手を送りましょう」という言葉で、グラウンド全体が大きな拍手に包まれ、今年の体育祭は終了しました。
学長の言葉にもあるとおり、玉川学園の体育祭は玉川学園生が運営に大きく関わっています。大綱やカラーコーンなどの道具の準備は、教育学部教育学科保健体育専攻の2〜4年生が担当。常に駆け足で準備に勤しむ彼らの姿はとても印象的でした。また音響やアナウンスは放送部が、開会式などでの演奏は大学とSecondary Divisionの吹奏楽部115名が担当。パンフレットの表紙デザインは、公募の中から鈴木絆月さん(11年生)の案が選ばれました。そして何より学園全体が一堂に会することで、上級生は下級生の面倒を見る、そして下級生は上級生の優れた演技を見る機会が生まれます。皆で日頃の練習の成果を披露し、思いきり身体を動かした体育祭。忘れられない秋の一日となったに違いありません。



体育祭 プログラム
[午前の部]
- 開会式 全員
- “基(MOTOI)” 大学生
- TAMAGAWA360
6〜8年生男子・9〜12年生女子 - 大空の下で Primary幼・1〜5年生
- 綱奪い 6〜8年生女子・9〜12年生男子
- 体操部演技Ⅰ 6〜12年生・大学生
- みんなでエアロビック 全員
[午後の部]
- WITH Secondary9〜12年生
- 大綱引き 大学生
- Break the Mold IB6〜12年生
- 玉入れ Primary1〜5年生・大学生女子
- Swing & Wave Secondary6〜8年生
- 体操部演技Ⅱ 6〜12年生・大学生
- 選抜リレー 1年生〜大学生
- 閉会式 全員










