卒業式を迎えた12年生。4月からは新しい場所で、一人ひとりの一画多い「夢」を目指します。
これからも学び続け夢に挑戦する、人生の開拓者に
3月11日(水)、玉川学園12年生(高校3年生)の卒業式が行われ、Secondary Program Division157名、IB Program Division20名が玉川の丘を巣立っていきました。
下級生と保護者の皆さんが見守る中、卒業生たちが一列になって大体育館に入場してきます。玉川学園オーケストラによる演奏と盛大な拍手に迎えられ、どの生徒もこの日を迎えられた喜びに満ちています。そして卒業生が入場した後、会場の全員が起立しての国歌斉唱が行われ、本年度の卒業式の幕が開きました。
国歌斉唱に続き、小原芳明学園長からの言葉が卒業生たちに贈られました。

冒頭で、生徒たちが取り組んできた自由研究を通して培った探究心の重要性や、モーツァルトの難曲に取り組んだ挑戦心の大切さについて触れた小原学園長。「玉川では真・善・美・聖・健・富の6つの価値観を作り出す全人教育を掲げていますが、これは今後も君たちがより素晴らしい人となる目標でもあります。これから皆さんはそれぞれの夢へ向かって進んでいきますが、そこでの学修はさらに高度になります。そこで必要となるのは、玉川で身につけた学びの姿勢です。そしてそれが、皆さんの夢実現のための大切な一歩になるのです。夢から理想が生まれ、計画が立てられ、行動を起こす。その積み重ねが成功につながります。創立者が掲げた一画多い夢の字のように、大きな夢を抱いて挑戦する、人生の開拓者になってください」と、小原学園長は卒業生たちのこれからに期待を寄せました。「この卒業式は校歌で終わります。皆さんとご父母、教員の三位一体で歌う最後の機会です。歌いながら、ご両親への感謝の気持ちと同時に、これまでのさまざまな出来事を思い返してみてください。今日は卒業おめでとうございます」。




玉川での経験を糧に、今後の活躍を誓う卒業生

卒業証書授与と学園長賞授与の後、卒業生を代表して2名の生徒がスピーチを行いました。一人目は、Secondary Program Divisionの橘凜さんです。「小学3年生から玉川学園で学び始めた私は、ベルリンフィルハーモニーの生演奏や田植えなど、教科書の中では得られない本物に触れてきました。そして5年生での海外プログラム、10年生でのラウンドスクエア国際会議で世界に触れ、こうした体験が私の視野を広げてくれました。校内で一画多い夢の字を目にするたび、気がつけば自分が何かを選択する際に『自分の夢は何か、この選択はどんな未来につながるだろう』と問いかけるようになっていました。この問いは、卒業を迎える今も私の中で広がり続けています。4月からはリベラルアーツについて学びますが、多角的な視野と批判的思考力を学び、正解は一つではない開発支援を研究したいです。学内外で学び続け、問い続け、夢を更新していきます」。

そして二人目はIB Program Divisionの小田原樹さんです。「私の中で印象に残っているのはリスクテイカー、挑戦する者です。最初の一歩を踏み出すことは容易ではなく、私も最初はできませんでした。けれどもIBで学ぶために勇気を出して踏み出してみると、新たな意見や先生からのフィードバックなど、自分の可能性を広げてくれることばかりでした。また主将を務めた弓道部での活動では、優秀な成績を残した同級生から結果だけを追うのではなく、違和感を感じたら基本に立ち返るという地道な道を選ぶこと、つまりリスクを取ることの大切さを学びました。卒業後は航空宇宙工学について学びます。平坦な道ではありませんが、玉川での挑戦を乗り越えた経験があるからこそ、諦めず挑むことができます」。




この日の卒業証書は、コロナに負けず挑戦し続けた証
最後に会場の全員で校歌を合唱し、卒業式は終了しました。
本年度の卒業生たちは、中学部に進学したと同時に新型コロナウイルスの影響を受けた学年です。その後の4年間は対面授業に制限があっただけでなく、グループ学習、クラブ活動、自由研究、音楽祭なども満足に行うことができませんでした。「しかし、コロナ禍が収束した後に君たちが払った努力は素晴らしく、それまでできなかった分まで取り戻しました」と小原学園長が語ったように、コロナ後はさまざまなことに果敢に取り組んできました。この日彼らが手にした卒業証書は、たゆまず努力を重ねてきた日々の証です。4月からは新たな場所でスタートを切る卒業生たち。そんな彼ら一人ひとりが夢に近づくことを、願ってやみません。



