大空をペガサスのごとく疾走せよ! 9年生の「中学校課程修了生の集い」を開催し、課程の修了を祝いました

幼稚部から高等部(12年生・高校3年生)までをひとつの学校として捉える玉川学園の「K-12一貫教育」では、9年生(中学3年生)は中学校課程を修了する大きな転換点を迎えます。 その門出を祝う「中学校課程修了生の集い」が3月17日(火)にUniversity Concert Hall 2016の大ホール「MARBLE(マーブル)」で開催され、9年生が卒業証書を手にしました。
川﨑先生とファーニバル先生からのお祝いの言葉
優しい春の光がMARBLEのロビーに差し込むなか、修了生の清らかな歌声による生活の歌「いざもろともに」で式は始まりました。



続いて、Secondary Divisionの川﨑以久哉部長がお話をしました。
「ここにある証書は、みなさんの義務教育課程が修了することを証明します」と語りはじめ、「義務教育ではなくなっても、私たち大人はみなさんを手放すことはいたしません」と深い信頼を言葉に込めました。そして、恩師の言葉を振り返り、最後に生徒を手放す(巣立つ)時の寂しさを話しました。
さらに、K-12中央校舎の玄関に掲げられている、創立者・小原國芳の書「天馬行空(てんばくうをゆく)」に触れて、「これは、『道標のない大空をペガサスのごとく疾走せよ。青年期に大きく羽ばたいて、そして巣立って行って欲しい』というメッセージです」と修了生たちを激励しました。
最後に、玉川の丘を去る生徒たちに「次のステージで実りある豊かな時間が流れることを祈っています。そして、成長した姿を見せにこの丘に戻ってきてください」とエールを送り、「新しい仲間が入ってくるよ。4月からどんなステージをつくっていこうかね。頼みますよ、玉川っ子!」と、10年生(高校1年生)に進級する生徒たちを鼓舞しました。
その後の卒業証書授与では、修了生たちは凛とした返事とともに、川﨑先生やファーニバル・オリバーIB Division教育部長と力強く握手を交わしました。





授与が終わるとファーニバル先生が英語でスピーチをしました。玉川学園では、世界基準の教育プログラム「国際バカロレア(IB)」を取り入れた「IBクラス」が、6〜12年生(高校3年生)に設置されています。
ファーニバル先生は、さまざまな国の環境問題に対する生徒たちの創造的な思考に深い感銘を受けたと話し、地域のコミュニティを助けたり、ガザやアフリカ、ミャンマーといった世界の諸問題にも目を向けたことを褒めました。「みなさんは短期間で成長し、新しい視点を持ち、自分自身や世界について新しい理解を深めてきました。ここまで辿り着いた自分自身の忍耐と努力を認め、称えてあげてください」と称賛しました。
最後に、「深く考え、自ら行動し、他者を助けたいという情熱を持つみなさんは、思慮深く責任感のあるリーダーへと成長し続けると確信しています。みなさんがこれから世界にどのような変化をもたらしていくのか、私は今から本当に楽しみです」と嬉しそうに語りました。
最高の卒業証書となった、代表生徒のあいさつと修了生の合唱

修了生を代表してあいさつをしたのは、平本愛実さんと杜康平さんでした。
平本さんは、玉川学園展ペガサス祭(文化祭)の副実行委員長として高校生と一緒に運営に携わったことで、「広い視野を持って自ら仕事をつくり出す作業に翻弄されながらも、新たなコミュニティに属することがとても有意義であることを経験しました」と話しました。また、「坂のまち元気プロジェクト」で地域の方々と一緒に取り組んだり、英語劇部に所属して卒業生から指導を受けたことで、「知らない世界が広がっていることに気付かされました」と振り返りました。そして、「いま、広い視野を持って新しい世界へ踏み出す準備ができました。これから先、胸を張って自分の夢を語れる人でありたいと思います」と締めました。

杜さんが思い出に残ったのは、7年生(中学1年生)で参加した模擬国連大会です。「中国の大使になりきり環境問題について議論するはずでしたが、会場で強い緊張を感じました。それでも挑戦を諦めずに発言しました」と述べました。そこで得た勇気はその後の活動につながり、内閣府のプロジェクト「世の中ちょっと良くする部」に参加したり、玉川学園で開催した模擬国連大会で副議長を務めたことを報告。「これからラウンドスクエア実行委員会や海外研修にも挑戦していきたい」と意気込みを語りました。最後に「3年間の経験から得た勇気・自信こそが、これからの大切な土台となるでしょう。いまの私たちは自信を持ち、新たな一歩を踏み出す準備ができています!」と力強く語りました。
その後の修了生全員による混声三部合唱「夢讃歌」は、変声期を経た男子生徒の豊かな歌声がホールに響きました。美しく見事な合唱は、自立したひとりの人間として歩みはじめた子どもたちからご家族への「最高の卒業証書」になったのではないでしょうか。
9年生は義務教育を修了しました。10年生になる修了生も、玉川の丘を去る修了生も、4月からそれぞれの新しいステージでペガサスのごとく羽ばたきます。さらなる成長を続けていくなかで「正解のない問い」に直面した時は、今日の合唱のように、自分の声を大切にしながら他者の声に耳を傾けることを思い出して欲しいと願います。 最後に全員で校歌を合唱して修了生の集いは終わりました。

