自分たちの手で、最高の1日を。9年生から12年生が団結する、春の恒例行事「こいのぼりカップ」を開催
「こいのぼりカップ」は、Secondary DivisionとIB Divisionの9年(中学3年)生から12年(高校3年)生が一同に会し、スポーツ競技を通して親睦を図る運動会です。今年度は4月30日(木)に記念グラウンドで開催されました。
生徒による生徒のための運動会
企画から当日の運営まで、すべてを生徒自身が担うのがこいのぼりカップの特長です。
学年やDivisionの枠を超えて、自律的な成長を促す玉川学園らしい教育実践の場でもあり、4月に中央校舎(9年生~12年生までが学ぶ校舎)に移ってきた9年生にとっては、先輩たちと親しくなる貴重な機会です。今年は、赤・青・白・黄の4組に分かれて競技を行いました。


「みんなの親睦が深められるよう、一日を楽しんでください!」という教育部長の中西先生の挨拶で開会式がはじまり、続いて選手宣誓、開会宣言、合同体操が行われました。マイクを握り進行を務めるのはこいのぼりカップ実行委員の生徒たち。掲揚ポールに3匹のこいのぼりが掲げられると、いよいよ競技はスタートしました。

幕開けは、生徒たちが考案したオリジナル種目「玉入れダッシュ」です。
中央の玉を持ち帰って籠に入れるルールで、他陣地の玉を奪うことも可能です。さらに、籠が低く傾く「ボーナスタイム」があるため、戦略次第で大量得点を狙えるのが醍醐味です。
1回戦では興奮のあまりフライングが発生するハプニングもありました。「まだだよ!」「ストーップ!」と、進行役の生徒3名が放送棟前から必死に声を掛けますが、夢中になっている選手たちにはなかなか届きません。遂には「お願い!! 聞いて!!」という叫びのようなアナウンスになり、自分たちの手で行事を運営していることを象徴する、微笑ましい一幕となりました。


続いて選抜メンバーによる「台風の目」、そして午前最後の種目である「綱奪い」が行われました。
グラウンド中央に置かれた14本の綱を奪い合う「綱奪い」は俊足の生徒たちが大活躍。瞬く間に綱へ到着し、ひとりで陣地に持ち帰る姿に会場は大きく盛り上がり、実況マイクからも「あの英雄は誰だ?!」と驚きの声が上がりました。




この頃には生徒同士の結束も一段と強まり、円陣を組んで士気を高めるチームも多く見られました。服装は「運動のできる格好」と定められていますが、クラスごとに制作したオリジナルTシャツを着用するのが通例です。色とりどりのTシャツが混じり合って円陣を組む光景は、クラスや学年を超えた絆を象徴していました。
主体性を育む「全人教育」の実践
こいのぼりカップには親睦を図るだけでなく、「協調性を向上させ、主体的な行動力を強化させる」「公正な判断のもと、能動的な運営をめざす」といった、コミュニケーション能力やマネジメント力を育む目的があります。
体育委員会や労作委員会、放送部などで構成された実行委員会は、警備や救護の担当者も割り当てて、安全な行事運営を徹底しました。また、降水確率が高い予報だったため、スケジュールは「晴天」「雨天」「晴雨」の3パターンを用意し、前日にはリハーサルを行って備えました。
実行委員会の努力が身を結び、天気は何とか持ち堪えました。午後は予定通り「クラブ対抗リレー」「長縄跳び」「選抜リレー」を行い、熱戦の末にこいのぼりカップは幕を閉じました。最終結果は(ここから先は、優勝した組や表彰されたクラスをご紹介ください。不要でしたらこの一文は削除してください)でした。






「自分たちの手で行事をつくり上げた」という達成感を得たこいのぼりカップ。
生徒たちは、「全人教育」の6つの価値(真・善・美・聖・健・富)において、「健(身体を養う)」「富(組織運営)」「善(仲間との協力)」を身をもって体験しました。主体的に動く上級生の姿は9年生にとって最高のロールモデルとなり、これからの学園生活を牽引していく力になったはずです。

