経営学部の研修に、Bリーグ川崎ブレイブサンダースの秋間勇人氏が登壇。地域と企業に貢献するプロスポーツビジネスについて学びました。
学外から講師を招いて行われる経営学部の特別研修
7月29日(水)、経営学部の2年生の特別研修が行われ、ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボルリーグ(以下、Bリーグ)川崎ブレイブサンダース営業部営業グループの秋間勇人氏が登壇しました。
経営学部では、外部の方をお招きした特別研修を定期的に行っています。今回受講した学生たちは、1年次に舞台俳優の皆さんからコミュニケーションや芸術教育について学んできました。2年生となった今年、特別研修で取り組むのはスポーツビジネスです。そこで近年注目を集めているBリーグを題材に、その最前線で活躍している方たちが何を考え、何を目指しているのかを学んでいきます。なお、講師の招聘に際し、玉川大学体育会バスケットボール部長で学術研究所・高等教育開発センターの板倉令奈先生の協力を得ており、講演会には経営学部の学生だけでなく、バスケットボール部の部員たちも参加して行われました。


地域や企業への貢献も、プロスポーツの大切な役割
川崎ブレイブサンダースは、その名の通り川崎をホームタウンとしたプロバスケットボールチーム。創立は1950年と歴史が古く、Bリーグにも開幕当初から参加しています。日本では野球やサッカーといったプロスポーツが盛んですが、Bリーグは女性客の比率が高い点が特徴とのこと。「試合が屋内で行われ、日焼けの心配がない点が魅力なのかもしれません」と秋間氏は推察します。またハーフタイムショーなどエンターテインメント色が強い点や、ファミリーでの観戦が多い点なども特徴ということでした。
こうした中、川崎ブレイブサンダースは「川崎からバスケの未来を」をスローガンに活動しています。「私たちの親会社はDeNAです。DeNAは横浜で野球のDeNAベイスターズ、相模原でサッカーのSC相模原の運営に関わっており、スポーツで街と人を元気にすることを目指しています」と秋間氏。川崎ブレイブサンダースも地域自治体と積極的にコラボレーションを行い、市内小学校へのオリジナル教材の提供や公園の設置などを実施してきました。2030年には川崎駅近くに新アリーナが竣功予定ですが、その新施設を軸に周辺開発を行う「川崎アリーナシティ・プロジェクト」も進行中です。
これらに加えて、川崎ブレイブサンダースが力を入れているのがスポンサー企業の価値を高める「スポンサーアクティベーション」。現在240を超える企業がチームのスポンサーとなっていますが、知名度アップや売上アップ、社内の福利厚生など、各企業の目的に合わせたサポートを行っています。「試合を行い、観客を集める」以外にも、自らの持つリソースを活用しながらプロモーションを展開し、地域や企業に貢献していることに、学生たちも非常に関心を持ったようでした。


10月の試合観戦では、ビジネス面から着目
秋間氏の講演の後に質疑応答の時間がありました。
「入場者が何割以下だと赤字になるのでしょうか?」といった具体的な質問や、「川崎はHIP-HOPで知られている街なので、ハーフタイムショーに呼んでほしい」といった要望一つひとつに、秋間氏は丁寧に答えてくださいました。また、「チーム運営を行っている社員数は?」という質問には「約50名です。基本的には中途採用で、前職も実に多種多様です。意外かもしれませんが、私も含めてバスケットボール経験者はあまり多くないんです」といった裏話も。社会のさまざまな分野で活躍した人が、そのスキルを活かしつつチーム運営にあたっているのだと感じました。
この日受講した学生たちは、10月に行われる川崎ブレイブサンダースのホームゲームを観戦することになっています。今回の研修で得たマネジメント・ビジネスに関する知識を、実際の会場にて体感し、学びを深めて欲しいです。

