蜂蜜の種類、本物の蜂蜜とは!―『大学は美味しい!!』フェア 佐々木教授による講演―
5月30日(水)~6月5日(火)まで『大学は美味しい!!』フェアに本学が出展していました。初日の5月30日、本学農学部およびミツバチ科学研究センターの佐々木正己教授による講演会「蜂蜜の種類、本物の蜂蜜とは!―玉川大学のハチミツの特徴と品質管理―」が開催されました。
出展大学の教授が「食」の研究について講演するこの連携企画。佐々木教授は、一般のハチミツショップにならんでいる蜂蜜がセイヨウミツバチからとれた蜜であること、ミツバチが集めた花蜜がどのようにして蜂蜜になるかを来場者にわかりやすく解説。また、クローバーやヒマワリの花など普段あまり目にしない蜂蜜の味や香りなどを紹介しました。さらに興味深い話として、ミツバチは1㎎の砂糖で2㎞飛べることや、バラ科が約700種類の蜜・花粉源植物の中で最も多く蜂蜜のもとになっている調査結果なども取りあげました。
続けて蜂蜜の味わい方として、いろいろな花の蜜がつまっている「百花蜜」を再評価したいと佐々木教授。「豊かな自然では、いろんな動物や植物、昆虫たちがいて、それらのバランスがとれています。たくさんの蜜源植物の蜜が混ざっている百花蜜は、自然の恵みをそのまま楽しむことができるのです」と語りました。
最後に今回のフェアに出品している「たまがわはちみつ」にもふれ、プレミアムハチミツとしても使われている和歌山県古座川町の養蜂家による、ニホンミツバチのめずらしい採蜜方法を動画で紹介。来場された方に蜂蜜について深く知っていただく良い機会となりました。