リベラルアーツ学部がシンガポール国立大学短期研修生を受入中
リベラルアーツ学部では、5月30日(水)より6月20日(水)の間で、シンガポール国立大学(National University of Singapore:NUS)の短期研修生15名を受け入れています。期間中、NUSの研修生は、中級程度の日本語の授業に加え、日本文学・茶道といった体験を通じて日本文化にふれます。また、「プロジェクトワーク」という演習が、研修の間で2時間のコマが5回設定され、リベラルアーツ学部1~4年生の国際交流サポートグループが中心となり、NUS学生と様々なテーマでディスカッションを積み重ねています。
こうした中、6月12日(火)15~17時に「男性と女性」をテーマに熱い議論が繰り広げられました。この日はリベラルアーツ学部生10名が、議論に加わりました。研修の目的は、NUS研修生にとっては「自分たちが聞きたいことを聞き、日本語で相手に意見を伝え、議論し、その結果を発表すること」であり、本学リベラルアーツ学部生にとっては「ボランティア活動を通じて、異なる価値観・文化の存在を認識すること」です。あるチームでは日本とシンガポールでの結婚観と責任観が話題になり、「母親と家政婦の役割の違い」や「子供の教育の具体例」を議論しました。さらに本学の社会人経験を有する学生からの意見は、ディスカッションをより深いものとしていました。
このように玉川の学生たちは、同世代のNUS研修生から、玉川のキャンパスにいながら異文化を体験し、互いの価値観の違いを認め合う大切な機会を得ています。例えば、NUSの男子学生は2年間の兵役を経て大学で学んでおり、多くは23~25歳です。こうした一つひとつの事実からも、リベラルアーツ学部生は多くのことを学んでいます。同様に、NUS研修生も一般的な日本や日本人のイメージと、来日して実際に見聞きしたり、アンケート調査をしてわかったこととの違いから、多くを学び取っていることでしょう。
今回のNUS研修生の発表を下記のとおりに行います。他学部学生、リベラルアーツ学部に関心のある高校生、日本語教育に関心のある方等の参加をお待ちしています。もちろん一般の方の聴講も歓迎します。ぜひご来場ください。
第3回「日本語で開こう世界の扉」プロジェクト発表会
日時:6月18日(月)15時10分~16時40分
会場:5号館B115教室
内容:NUS生による本学リベラルアーツ学部短期研修の発表
「日本の学生に聞いて知る日本の姿」
※入場無料