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芸術学部が卒業プロジェクト作品展、コンサートを実施

2015.03.05

平成27年2月18日(水)から2月23日(月)まで、芸術学部の卒業プロジェクトとして、作品展、コンサートが行われました。4年間の集大成を発表するこの機会に、「プロジェクト」として、学生自身が運営に携わりました。今回は学内外で発表した各学科の様子をお伝えします。

パフォーミング・アーツ学科「卒業プロジェクトコンサート」

2月19日(木)~21日(土)までパフォーミング・アーツ学科「卒業プロジェクトコンサート」が玉川学園講堂にて行われました。ピアノ、パイプオルガン、独唱、管楽器、打楽器、ギター、作曲等、各自の専門で培ってきた成果を披露しました。
出演する時間はわずかな時間ですが、その一瞬にこれまでの熱い思いを込めて舞台に立ちました。演奏が終わった瞬間、学生から達成感で満ちた表情がうかがえました。それにこたえるかのように大きな拍手が会場に響きわたり、旅立つ4年生へのエールのようにも聞こえました。会場で配布されていたパンフレットには、それぞれが演奏する楽曲への思いや学生生活への感謝の思いがつづられており、まさに卒業を迎えるにふさわしい構成になっていました。コンサートの運営を担当したのは、同じパフォーミング・アーツ学科の音楽の専門実技を履修している1年生から3年生。いつか自分たちも同じステージに立つことを思い描きつつ、先輩たちを縁の下から支えその雄姿を見守っていました。

ビジュアル・アーツ学科の卒業制作展「第10回卒業プロジェクト’15作品展」

2月18日(水)~21日(土)にかけてビジュアル・アーツ学科の卒業制作展「第10回卒業プロジェクト’15作品展」が東京芸術劇場ギャラリー1にて行われました。作品は、絵画、彫刻、テキスタルデザイン、空間デザイン、情報デザイン、陶芸、研究論文と多岐にわたります。
作品の制作から展示の仕方、カタログ用の写真撮影と準備を重ね作品展当日を迎えました。

ビジュアル・アーツ学科は、ただ作品を制作るするだけでなく、その過程も大切にしています。作品のコンセプト、デザインイメージ、制作過程の図など、作品への思いを「卒業制作ノート」に書き留め、作品と一緒に展示していました。
彼らが入学した2011年は東日本大震災があった年。今回の作品展では被災地に芸術で支援をしていた学生もおり、その復興への思いを作品に表現していました。

ビジュアル・アーツ学科主任の林教授によると、作品展に先立ち、学科の専任教員とこのプロジェクトメンバーで作品のプレゼンテーションと講評を実施したそうです。「作品で表現するだけでなく、言葉で伝える力も大切」と卒業プロジェクトとしてさらに一歩進んだ作品展にしています。林教授は、「作品を作るということは答えのないものを自分で見つけること。こういった創造することができる人が社会で活躍できる」とこのプロジェクトにかける思いを語ってくれました。

メディア・アーツ学科の卒業制作展「THE MEDIA GARDEN」

2月20日(金)~23日(月)にかけて、横浜赤レンガ倉庫においてメディア・アーツ学科の卒業制作展「THE MEDIA GARDEN」が開催されました。
横浜の観光スポットである赤レンガ倉庫での卒業制作展は、2階の展示スペースと、3階のフロアの空間を利用して、立体やアニメーション、CG音楽、そしてライトアートやインスタレーションなど幅広ジャンルの作品が空間を演出していました。作品の中には、学部長賞を受賞した「駅構内の出口を探すスマホアプリ」など、この学科ならではのマルチメディアを駆使した作品なども展示されていました。

指導を行ったメディア・アーツ学科の田中教授によると、12月に作品の完成後、展示方法の検討を積み重ねてきました。作品の向き、作品の密度など考慮したシミュレーションも行う中で、紙面での計画と実際の会場とのギャップに改めて学ばされる部分もあったそうです。ただし、4回目を数える赤レンガ倉庫での経験は、運用上のノウハウの蓄積により段取り良く進めることができ、その分、展示の演出に十分に注力することができましたと説明してくれました。特に、3階の展示では、吊りバトンと呼ばれる照明機機材の設営も手際よく進められ、ライトアートやインスタレーションなどの作品群の光の演出が際立っていた様子が感じられました。

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