TAMAGO座談会:アメリカ大使館主催のU.S. Embassy Academyに参加した税所里帆さんを招いて座談会が開催されました。
玉川大学国際教育センターでは、世界で活躍したいと考える学生のためにさまざまなプログラムやイベントを展開しています。その一つにTAMAGO講座やTAMAGO座談会があります。TAMAGOとは「Tamagawa Global Opportunities」の略で、玉川の丘の様々なグローバルな機会やチャンスを意味しています。また、グローバルリーダーの卵である学生たちが様々な殻を打ち破っていく勇気や仲間を得る機会となることを目指しています。1月27日(水)、グローバルにチャレンジし続ける文学部比較文化学科4年の税所里帆さんをゲストに招いた座談会が行われました。 大学入学式の翌日には国際教育センターを訪れ、留学に関する情報を集めたという税所さん。2年次には、SAE(Study Abroad Experience)プログラムでオーストラリアのクイーンズランド大学へ留学。4年次には、日本の大学生としては初めて、日本人としても2人目となる国連世界観光機関(UNTWO)でのインターンシップに選ばれ、1年間休学して参加しました。さらに、2015年の秋にはアメリカ大使館が主催するリーダー育成プログラムであるU.S. Embassy Academy にも挑戦し、日本国内で選ばれた10名に入りました。 今回のTAMAGO座談会では、まず集まった学生同士でアイスブレイキングをし、お互いを知ることから始まりました。参加した学生達の学部や学年は様々ですが、皆グローバルなキャリアに興味を持つ学生ばかり。アイスブレイキングでは、世の中の出来事で嬉しかったこと、疑問を持ったことなどを紹介し合いました、初対面ながら共通点も多く、一気にお互いの距離が縮まりました。
そして、いよいよ税所さんの登場です。集まった学生を前にして、海外留学やインターンシップでの出来事、そしてU.S. Embassy Academyの活動内容などについて語ってくれました。U.S.Embassy Academyは、アメリカ大使館に勤務する外交官をはじめ、各分野の専門家が講師としてレクチャーをしたり、アメリカの外交問題や社会問題、日米関係などをテーマにアカデミー生達とディスカッションをし、グローバルリーダーの資質を伸ばす半年間のプログラムです。このプログラムに参加するには、厳しい選考をクリアしないといけません。英文のPersonal Statement 1枚(A4サイズ)に、自分の人間性や信念、グローバルリーダーとしての資質を示せる経験や根拠、伝えたいことを凝縮してアピールできるかがポイントです。2週間という短い期間の中で、また1枚という限られた紙面でインパクトのある文章を展開するために、納得がいくまで何度も修正を重ねました。
座談会の予定終了時間を過ぎても税所さんに質問をしたり、参加者同士で話を続ける学生の姿が見られました。教育学科1年生の女子学生からは「留学に興味があって、税所さんの話を聞きたいと思いました。夢に向かってどんどん突き進む税所さんの姿勢にとても憧れます。春休みには私も新しいことに挑戦してみたいと思います」といった感想が聞かれました。海外に興味があってもどのように動き出せばいいか分からない、そんな悩みを抱える学生に対して、この日のTAMAGO座談会はまさに「殻を破る」良い機会となりました。この講座で得られた「気付き」や「学部を越えたつながり」を生かして、一人でも多くの学生が税所さんのように、積極的に海外留学や国際的なインターンシップに挑戦することを願っています。