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外務省のプログラムでオーストラリアの学生が来校。英語教育学科の学生との交流会が開催されました。

2016.02.24

外務省ではアジア大洋州地域との間で、日本への理解促進を目的に将来活躍する若い世代を招聘する活動「JENESYS2015」を行っています。今回この活動の一環として、日本語や日本文化に関心をもっているオーストラリアの学生約25名が7泊8日で来日。企業訪問やホームステイ、広島訪問といったスケジュールに加え、1月28日(木)には玉川大学を訪問。文学部英語教育学科の1年生約30名が計画し、交流会が開催されました。
今回の訪問が決まってから、学生たちは短い準備期間ではありましたが、日本を知ってもらうための楽しい企画を計画しました。

当日の交流会は、大学教育棟 2014内で開催されました。企画するにあたって英語教育学科の学生が考え出したのが、「屋台を見て回るような感覚で、日本文化を少しずつ理解してもらう」ことでした。教室内には茶道や書道、相撲、弓道、折り紙、けん玉など、さまざまな日本文化について、実際に体験できるコーナーを設置。茶道における作法や弓道のルールなどを英語で説明し、体験してもらいました。実際に相撲の四股を踏んでみたり、自分の名前を漢字に変換して毛筆で書いてみたりと、どのブースからも日本文化に触れたオーストラリアの学生たちの歓声が聞こえてきます。また茶道で使用する懐紙のことなど、知らなかった日本文化に触れ、その説明を興味深く聞いている様子も見られました。

今回来日したAmyさんに話を聞いてみると、「マンガやアニメーションから日本に対する興味が湧きました。現在は大学で日本語と中等教育について学んでおり、将来は日本で英語の指導をしたいと考えています。日本に来たのは今回が初めてですが、美しい自然と同時に、私のつたない日本語にも熱心に耳を傾けてくれる日本の人たちがとても印象的でした。今回の交流会でも日本文化を知ることができ、とても有意義な時間を過ごせました」と語ってくれました。


企画に携わった英語教育学科1年の長島里珠(ながしま さとみ)さんは「書道を担当したのですが、来日したオーストラリアの学生の多くが漢字を知っていることにとても驚きました。この交流会に参加したいと思ったのは、授業の中でも英語でコミュニケーションは取っていますが、より実践的な英会話体験をしたいと思ったからです。日本語での会話のようにテンポ良くコミュニケーションを取ろうと思うと、どうしても単語の羅列になってしまいがち。これから留学するにあたり課題もみつかりました。まずは意思疎通を図ることができて、うれしかったです」と話してくれました。

英語教育学科の1年生は、2年次の秋から9ヵ月間、海外留学を経験します。留学先では、今回のように日本文化を紹介する場面があるかもしれません。そういった意味でもこの交流会は、双方の学生にとって“良い体験”と“忘れられない思い出”になったことでしょう。

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