6月号特集「美術のじかん」取材メモ
新年度が始まってほどない4月半ば、『全人』6月号の特集「美術の時間」取材のため、K-12の美術の授業に入りました。
幼稚部から12年生まで、授業は一貫教育の良さを活かし、ふさわしい時期に、ふさわしい技法や考え方を身につける取り組みに満ちていました。
写真はアートセンターで9年生の授業を取材した際に撮影したものです。
「静物デッサン」の時間でしたが、ホワイトボードには「当日の課題」「学習の要点」「つけたい力」が示されていました。
「観察力」の獲得を促したい教員は、生徒ひとりひとりとともにモチーフを見つめ、具体的に鉛筆の使い方のヒントを与えていく。そんな授業でした。
特集全体では幼稚部、1-4年生、5-8年生、9-12年生にわけて授業の様子を紹介し、併せて作品を掲載しました。
上の写真は、生徒の作品をカメラマンの方が撮影しているところです。編集担当者が作品がページ上での置き方を考え、カメラマンの方と相談して撮り方を決めて……と、力作の数々を前に、準備は入念に行います。
「感性を刺激する」に始まり、「再構築し、表現する」に至るまで、K-12の美術の学びをぜひご覧ください。