写真で見る玉川学園④「鍛錬旅行」

2021.03.02

中学部が3年生を対象に毎年7月下旬に行っていた鍛錬旅行。それは、岩手、秋田、青森にまたがる山々を、重さ10キロ以上の荷物を背負い、山登りに挑戦するものであった。東北で鍛錬旅行を実施する以前は、尾瀬山岳鍛錬旅行が行われていた。

早池峰山(1,917m)を登る(1999年)
5時間かけて岩木山登頂(2001年)
八幡平案内図
湿原を歩く(2005年)
湿原を歩く(2005年)
焼山登山道案内図
焼山を登る(1981年)
焼山を登る(1981年)
北八甲田登山道案内図
毛無岱の湿原を歩き、高山植物を観察(2001年)
八甲田大岳山頂へ(2005年)

1979(昭和54)年、1981(昭和56)年、1996(平成8)年、2005(平成17)年の鍛錬旅行を以下に紹介する。

1.1979(昭和54)年の鍛錬旅行

行楽遊山の修学旅行などはやめて、中学生を山につれて行こう、自然に抱かれ、大地を一歩一歩ふみしめて歩く鍛錬旅行にしようと、東北の八幡平・八甲田の地を選んでから、もうすでに十五年になる。そして、それは中学時代の印象深い思い出を作る三年生の恒例の行事となり、中学部教育の中に大切な位置を占めている。
(『全人教育』第372号より)

7月22日~27日

  • ●22日 
    23時上野発の特急寝台「ゆうづる」で盛岡へ。
  • ●23日 
    朝7時に盛岡に到着し、駅前の食堂で朝食。そしてバスで八幡平へ。茶臼岳入口から登山道へ。雨と風の八幡平を13km歩く。
  • ●24日 
    もうせん峠から焼山へ。さらに名残峠を越えて目的地の玉川温泉に到着。そこからバスで大湯のストーンサークルを見学して十和田湖へ。
  • ●25日 
    朝8時に出発して、滝の沢から青橅までの十和田湖北岸を半周。昼食後、双胴の遊覧船で1時間の湖上遊覧。そしてバスで奥入瀬の渓流を眺めながら八甲田の酸ケ湯温泉へ。
  • ●26日 
    男女別に八甲田登山へ。そして全員無事に八甲田大岳(1,585m)頂上に到着。頂上で全員合唱。山下成太郎氏作曲の「山」と6月の合唱祭の曲「筑後川」を歌う。下山は毛無岱コースを通り酸ケ湯温泉へ。そして入浴、休憩後、バスで青森へ。19時15分発の「ゆうづる6号」に乗車。
  • ●27日 
    朝6時に上野に到着。

2.1981(昭和56)年の鍛錬旅行

3.1996(平成8)年の鍛錬旅行

7月21日~25日

  • ●21日 
    盛岡駅前を出発し、男子生徒は茶臼岳から八幡平頂上へ。女子生徒は姫神山登山。
  • ●22日 
    男子生徒は岩木山(1,625m)登山。女子生徒は茶臼岳から八幡平頂上へ。
  • ●23日 
    焼山から玉川温泉へのコースを歩く予定であったが、台風の影響で風雨が強く登山は断念。旧鉱山採掘場跡の見学をして酸ケ湯温泉へ。
  • ●24日 
    八甲田登山は男女逆コースから登り頂上で合流。強い風と霧の中、合唱祭で歌った「旅」や校歌など、恒例となった山頂での大合唱を行った。

4.2005(平成17)年の鍛錬旅行

7月21日~24日

  • ●21日 
    朝7時40分に東京駅に集合し、新幹線で盛岡へ。バスで茶臼岳入口へ。そこから頂上を目指して登山。さらに黒谷地湿原を通って八幡平頂上へ。
  • ●22日 
    後生掛温泉の裏山を登って毛せん峠から鬼ケ城、そして硫黄を吹き出す焼山を通って玉川温泉へ。
  • ●23日 
    男子生徒は酸ケ湯から毛無岱、赤倉岳、井戸岳を通って八甲田大岳へ。女子生徒は酸ケ湯から仙人岱を通って八甲田大岳登山。山頂で男女合流して「大地讃頌」を合唱して下山。
  • ●24日 
    男子生徒は奥入瀬渓流、女子生徒は蔦沼を散策後、八戸駅から新幹線で東京へ。

参考文献

  • 小原哲郎監修『全人教育』 玉川大学出版部
     第372号(1979年)、第398号(1981年)、第447号(1985年)、
     第507号(1990年)、第579号(1996年)
  • 小原芳明監修『全人教育』 玉川大学出版部
     第615号(1999年)、第616号(1999年)、第627号(2000年)、
     第639号(2001年)、第687号(2005年)
  • 玉川学園中学部編『中学教育―玉川学園―』 玉川大学出版部 1965年