1997(平成9)年の玉川
本学ダンスドリルチームの部員のうち5名が日本選抜チームのメンバーに選ばれ、ソングリーディングの世界選手権大会に出場し準優勝。カサド生誕百年記念祭を本学にて開催。第45回全日本吹奏楽コンクールの中学の部において、中学部吹奏楽部が銀賞を受賞。
月 | 日 | 玉川学園 | 世界の主な出来事 |
1 | 17 | ブラジルの松柏学園訪日使節団一行17名が来園 |
4月1日 4月13日 4月22日 5月11日 5月18日 7月1日 7月2日 7月4日 8月31日 9月5日 9月6日 11月16日 12月1日 12月10日 12月18日 12月24日 |
---|---|---|---|
2 | 3~7 | 福島県のアルツ磐梯スキー場において、中学部のスキー学校を開催。オーストリア国家検定スキー教師ソニア・ツェリンカ先生の指導を受ける | |
11~15 | 福島県のアルツ磐梯スキー場において、小学部のスキー学校を開催。オーストリア国家検定スキー教師ソニア・ツェリンカ先生の指導を受ける | ||
3 | 9 | 本学ダンスドリルチームのメンバーのうち5名が日本選抜チームのメンバーに選ばれ、アメリカのダラス市で開催されたソングリーディングの世界選手権大会に出場。ソングリーディングはチェアリーディングと並ぶダンス競技。日本選抜チームは準優勝に輝いた | |
5 | 31~6/5 | 米国オレゴン州のユージーンにあるユージン・スクール生が昨年に続いて小学部に来園。小学部との交歓プログラムのもと、交流を深めた | |
8 | 1~3 | 秋田県大潟村で開催されたワールド・ソーラーカー・ラリーにおいて「玉川スーパーゲンボウ」が快走。このソーラーカーは、地球規模の問題である環境とエネルギーをテーマとした太陽エネルギー利用技術研究プロジェクトの活動の一環として設計製作された。スーパーゲンボウという名称は、玉川学園に生息するハヤブサ科の小型のタカである長元坊(ちょうげんぼう)という鳥に由来してつけられたものである。大会に参加したのは、教員7名、大学の工学部と文学部の学生および高等部の生徒の合計28名。閉会式では特別賞としてチームワーク賞を受賞 | |
9 | 20 | ローマに本部を置く御聖体宣教クララ会のシスターとして21年前から西アフリカのシエラレオネの女子中学校で献身的教育活動を続けている根岸美智子氏が来園。礼拝堂での本学小学部生の礼拝講話で、「西アフリカ・シエラレオネの子どもたち」について講演。10月3日には中学部生にも講演。根岸氏は群馬県の出身で、1970(昭和45)年に本学文学部教育学科通信教育課程を卒業。 根岸氏はシエラレオネの女子中学校で教育活動を行っていたが、1997(平成9)年5月以降、軍事クーデターによる内乱が勃発し、大統領は国外追放となり、革命軍は囚人たちに銃を持たせるなどシエラレオネは無法状態に。外国人女性は国外に退去となり、根岸氏は御聖体宣教クララ会の本部のあるローマへ避難。しかし、この講演後に政府軍と反乱軍の和平合意が成立して、根岸氏はシエラレオネに戻ることができた |
|
27 | ベルリン自由大学のバーバラ・ドリンク講師が来園し、文学部教育学科の特別講義で、「父親像をめぐる議論――ペスタロッチーの人間学から――」と題して講演 | ||
29~10/4 | カサド生誕百年記念祭を開催。これは本学教育博物館が、原智恵子カサド夫人のご子息で元父兄の川添光郎氏から寄贈を受けたスペインのチェロ奏者・作曲家ガスパール・カサドの遺品資料を所蔵していることから企画されたものである。期間中、玉川学園講堂のホワイエにて「記念展」が行われた。カサドの自筆譜や作品ノート、カサドおよびデュオ・カサドのレコード、コンサート・プログラムやポスター、作曲法やチェロ奏法の書籍、カサド記念国際チェロ・コンクールのプログラム、それに原智恵子夫人愛用のスタインウェイ社製ピアノなど82点が展示された。記念祭のハイライトは、9月30日と10月4日に本学講堂において開催された記念コンサート。終演後、文学部第三校舎の読書室にて、記念レセプションが行われた | ||
11 | 19 | 吹奏楽の聖地といわれる普門館で開催された第45回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学の部において、東京都代表として出場した本学中学部吹奏楽部は、課題曲「五月の風」と自由曲「四つのスコットランド舞曲」を演奏し、見事銀賞を受賞 | |
29 | 東京都予選、関東大会を勝ち抜いた本学中学部の3年生が、第49回高松宮杯全日本中学校英語弁論大会決勝で「Finding Myself in Dance/ダンスの中に私を見つける」というタイトルでスピーチを行い、見事第6位に入賞 |













(カサド生誕百年記念祭にて)



「朝の歌」の演奏(本邦初演)

「愛の言葉」の演奏

「協奏曲(アルペジョーネソナタによる)」の演奏

関連サイト
参考文献
小原哲郎監修『全人教育』 玉川大学出版部
第584号(1997年)
小原芳明監修『全人教育』 玉川大学出版部
第586号、第591号、第593号~第595号(1997年)
第596号(1998年)