2008(平成20)年の玉川
玉川学園が文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定。玉川大学の研究「社会に生きる心の創成」が文部科学省「グローバルCOEプログラム」に採択。新たな研究拠点である研究センター棟が完成。大学院に教職大学院(教育学研究科教職専攻専門職学位課程)を、工学部に機械情報システム学科とソフトウェアサイエンス学科を開設。玉川大学工学部のロボット工房「Robo Works」に所属する学生を中心としたチーム“eR@sers”(イレイサーズ)が「ロボカップ世界大会」@Homeリーグで初出場での優勝。
月 | 日 | 玉川学園 | 世界の主な出来事 |
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1 | 12 | 科学技術館で開催された「第13回サイエンスグランプリ」の表彰式において、自由研究「サイエンスクラブ」に所属している8年生の雲中慧君が、「マインドストームで円周率を求める」という研究で、中学生の部で第3位にあたる審査員グランプリ賞を受賞 |
1月1日 2月3日 2月5日 2月15日 4月1日 4月6日 5月12日 5月26日 6月22日 7月7日~9日 8月8日~24日 9月6日~17日 9月24日 10月7日 10月8日 10月10日 10月17日 10月29日 11月4日 12月31日 |
27 | 「平成19年度こども音楽コンクール文部科学大臣奨励賞選考会」において、玉川学園オーケストラ部の7~9年生が、中学校合奏第一部門で審査員特別賞(全国2位)を受賞 | ||
2 | 1 | 東京都庁において、東京都教育委員会と玉川大学教職大学院が連携協定を締結 | |
22 | 学術研究所と脳科学研究所の施設が集約された新たな研究拠点である研究センター棟が完成 | ||
3 | 4~12 | 学生有志12名による農学部の農場太鼓のチームがカナダのナナイモにて文化交流公演を開催 | |
8 | 特許庁が主催する「ロボットアイデアチャレンジ2007―中学生ものづくり知的財産報告書コンテスト」で、8年生の岩原純君が最優秀賞を受賞 | ||
27~4/16 | 芸術学部3,4年生による和太鼓・舞踊チームが米国のフィラデルフィア市の「桜祭り」で公演するようになって6年目。今回もフィラデルフィアをはじめ、ワシントンD.C.桜祭りや、ケネディーセンター、コロンビア大学ミラー劇場、そして初公演のマサチューセッツ工科大学など4都市で15回におよぶ公演を実施 | ||
31 | 工学部の機械工学科、電子工学科、経営工学科を廃止 | ||
4 | 1 | 工学部は4学科体制を3学科体制に変更。既存の4学科のうちマネジメントサイエンス学科のみ残して、あとの3学科は4月1日より学生募集を停止。新たに4月1日より機械情報システム学科とソフトウェアサイエンス学科を開設 | |
複雑化、多様化する教育課題に対処するため、高度な専門性を持った教師を育てる教職大学院(教育学研究科教職専攻専門職学位課程)を開設 | |||
学術研究所および脳科学研究所の各研究施設名を「センター」へ改称 | |||
学術研究所に教師養成研究センターを開設 | |||
9 | 玉川学園が2008年度文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受ける | ||
10・11 | 大学ダンスドリルチーム「JULIAS」がアメリカのフロリダ州で開催された「全米学生チアダンス選手権」で第3位 | ||
14~5/28 | 企画展「世界遺産巡礼の道をゆく 熊野古道 ―写真 南川三治郎―」を教育博物館にて開催 | ||
25~30 | 玉川学園吹奏楽団(10~12年生)が、台北で開催された「台湾音楽フェスティバル吹奏楽クリニック・コンクール」より招へいを受けて、演奏を披露 | ||
5 | 3~5 | 工学部学生と大学院生によるロボットチャレンジプロジェクトチームである“eR@sers”(イレイサーズ)が「ロボカップジャパンオープン2008沼津」に出場し、@Homeリーグで優勝し、世界大会への出場権を獲得 | |
9~14 | 玉川大学女子バスケットボール部2年生の有山景子さんが、全日本学生選抜チームに選出され、韓国で行われた「第31回李相佰杯争奪日韓学生バスケットボール競技大会」に参加 | ||
28 | 脳科学研究所の研究論文がアメリカの科学雑誌『Nature Neuroscience』に掲載され、その記者発表会を開催。サルの前頭葉の神経細胞活動から三段論法を行っていることを世界で初めて明らかにした | ||
6 | 2~7/13 | 企画展「世界遺産巡礼の道をゆく カミーノ・デ・サンティアゴ ―写真 南川三治郎―」を教育博物館にて開催 | |
15 | 玉川学園ラグビー部が埼玉県熊谷ラグビー場で開催された関東中学校ラグビーフットボール大会のDブロックで優勝 | ||
17~27 | 高学年生5名がラウンドスクエアの奉仕活動に参加。2004年にスマトラ沖地震の津波被害の爪痕が残るタイのピピ島で、復興支援のための奉仕活動を行った | ||
18 | 文部科学省が選ぶ国際的に卓越した教育研究拠点「グローバルCOEプログラム」に本学の「社会に生きる心の創成」が採択。本学は最も競争率か高い「学際・複合・新領域」の分野に申請。約10倍の競争率で111件の申請中、採択は12拠点、私立大学採択はわずか2拠点 | ||
30 | 北京オリンピックのトライアスロン競技の日本代表選手に決定した卒業生の井出樹里さんが来校 | ||
7 | 5~15 | 高学年ラグビー部(9~12年生)がオーストラリアのメルボルングラマースクール創立150周年記念「ラグビーカーニバル国際大会」に参加。5か国8チームで交流試合が行われた | |
10 | 『世界遺産巡礼の道をゆく-カミーノ・デ・サンティアゴ』(2007年12月刊行)が「第42回造本装幀コンクール」で出版文化国際交流会賞を受賞 | ||
14~20 | 玉川大学工学部のロボット工房「Robo Works」に所属する学生を中心に、電気通信大学およびNICT(情報通信研究機構)、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)と合同チームを組んだ“eR@sers”(イレイサーズ)が中国で開催された「ロボカップ世界大会」@Homeリーグで初出場での優勝 | ||
26~28 | 水素燃料搭載のハイブリッド・ソーラーカー「オンディーヌ号」が「全日本学生ソーラー&FCカーチャンピオンシップ」の燃料電池部門で優勝、5連覇達成 | ||
28 | 高校生対象の「日経エデュケーションチャレンジ2008」に高学年自由研究「経済学」の生徒4名が参加。全国からの参加者は350名。そのうち12年生の阿南健人君が優秀賞を受賞し、来年3月に行われる海外研修ツアーに招待された | ||
8 | 1~10 | 高学年オーケストラ部がオーストラリア音楽交流プログラムとして、アイバンホウ・グラマースクールやウエストミンスター校で演奏会を開催 | |
18 | 本学女子駅伝チーム出身の井出樹里さんが、北京オリンピックの女子トライアスロン競技で、日本人過去最高の5位に入賞。井出さんの合計タイムは2時間0分23秒77で、メダル獲得まであと28秒差に迫る健闘。最後のランは13人抜きの力走 | ||
9 | 15 | 玉川学園吹奏楽部(7-9年生)が普門館で行われた「第48回東京都吹奏楽コンクール」で6年連続連盟会長賞(金賞)を受賞 | |
10 | 1~11 | カナダのグレンライオン ノーフォーク校にて開催された「ラウンドスクエア国際会議」に玉川学園の9~11年生6名が参加 | |
25 | 玉川大学グローバルCOEキックオフシンポジウム「今求められている脳科学研究」を開催 | ||
26 | 大学女子駅伝チームは、仙台市で開催された「第26回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)」に10年連続10回目の出場。見事5位に入賞。2年連続で翌年の大会のシード権を獲得 | ||
大学女子バスケットボール部が入れ替え戦で日本体育大学に勝利し、関東リーグ1部に昇格。あわせてインカレ(第60回全日本大学バスケットボール選手権記念大会)への出場権も獲得 | |||
11 | 8・9 | 玉川学園吹奏楽部(9-12年生)は、パシフィコ横浜の国立大ホールで開催された「第10回全日本高等学校吹奏楽大会in横浜」へ東京代表として出場し、69名による躍動感あふれる玉川サウンドを響かせ、連盟会長賞(金賞)を6年連続で受賞 | |
9 | コスモス祭の文学部展で、「笑って笑って国際交流」と題してパックン・マックンが講演 | ||
11・12・19 | スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定記念特別講話を開催。11日には9,10年生を対象に数学者の秋山仁氏、12日には7,8年生を対象に宇宙航空研究開発機構の湊宣明氏、19日には3,4年生を対象に数学者であり大道芸人でもあるピーター・フランクル氏の特別講話が行われた | ||
23 | 「第47回一茶まつり全国小中学生俳句大会」が開催され、玉川学園は団体賞として最も優秀な学校に贈られる学校賞(1校のみ)を受賞。また個人賞として特選2名、秀逸15名、入選14名の合計31名の受賞があった。特選は、全体の64,106句の中で12句しか選ばれない。また、1校から2名が選ばれた学校は他にない。 学校賞と特選は団体と個人の最上位の賞。それをダブル受賞することとなった |
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26 | ベルリンフィル管弦楽団のバイオリン奏者であるアマデウス氏が来校し、玉川学園オーケストラのメンバーに特別講習が行われた | ||
玉川学園教育文化講演会として、谷川俊太郎氏と谷川賢作氏による「詩の朗読とピアノコンサート」を開催 | |||
29・30 | 高学年チアダンスチームGLITZ(10~12年生)が東京体育館で行われた「全日本チアダンス選手権大会」のチアダンス高校生部門で第2位に入賞。あわせて約250チーム中の1チームに授与されるNDA賞を受賞 | ||
玉川大学ダンスドリルチームJULIASが東京体育館で行われた「全日本チアダンス選手権大会」のチアダンス大学生部門で第2位に入賞。同時に優れた構成・振付に対して贈られるコリオグラフィー賞を受賞 | |||
初年次教育学会の第1回大会が玉川大学で開催され、全国から368名の大学教職員など教育関係者が参加 | |||
12 | 6 | 玉川大学IB国際バカロレア教育フォーラム「IB教育の中核と実践」を開催 | |
27 | 日本のポップスウィンドオーケストラとして高い評価を受けているプロの演奏家との競演である「ザ・ウィンドウェイブ&玉川学園吹奏楽団(9~12年生)」ポップスジョイントコンサート「夢の饗宴」を町田市民ホールで開催 |


連携協定を締結







文化交流公演





―写真 南川三治郎―」




ロボカップジャパンオープンで優勝

有山景子さんが、全日本学生選抜チームに選出


ラグビーフットボール大会のDブロック優勝

リソース・センターの建設

建設現場に隣接する小学校で

掲載され、記者発表会を開催








出版文化国際交流会賞を受賞

出場した“eR@sers”

初出場での優勝

チャンピオンシップ


「最高速コンテスト」に出場した
ドルフィン号(左)とペガサス号

燃料電池部門での優勝トロフィー

オーストラリアで音楽交流

女子トライアスロン競技で5位に入賞

(12月19日、ホテルニューオータニ)

「第48回東京都吹奏楽コンクール」で金賞を受賞











入れ替え戦に勝利し、関東リーグ1部に昇格


パックン・マックンが講演

秋山仁氏

湊宣明氏

ピーター・フランクル氏


バイオリン奏者であるアマデウス氏が来校

谷川俊太郎氏と谷川賢作氏




IBクラスの教員と生徒による
英語でのプレゼンテーション

「日本におけるIB教育」の
パネルディスカッション

ポップスジョイントコンサート
参考文献
小原芳明監修『全人教育』 玉川大学出版部
第709号、第711号(2007年)
第715号~第723号(2008年)
第724号~第727号(2009年)