夢への挑戦-1994年以降の玉川学園の歩み-
2025.02.27
1994(平成6)年4月1日、小原哲郎理事長・学長・学園長が総長に、小原芳明副園長・副学長が新理事長・学長・学園長にそれぞれ就任。時代に即した「全人教育」を推進すべく、新たな教育改革がスタート。ここでは1994年以降夢の実現に向けて、玉川学園が実施してきた数々の取組を紹介する。
1994 (平成6)年 |
女子短期大学に専攻科教養専攻を開設 |
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学術教育研究所を玉川大学学術研究所(全人教育研究施設、ミツバチ科学研究施設、生産開発研究施設)と玉川学園教育研究所に改組 | |
テレビ会議システムによる、小学校レベルで初の国際交流プログラムを米国ハーカー校と開始 | |
1995 (平成7)年 |
生涯学習を推進するために継続学習センターを開設 |
1996 (平成8)年 |
玉川大学学術研究所に脳科学研究施設開設。開設記念講演会ならびに第1回玉川国際脳科学フォーラムを開催 |
玉川学園ホームページを開設 | |
小原芳明学園長はじめ幼小中高の先生方など13名は、ハワイで開催の環太平洋地域会議に出席 | |
1997 (平成9)年 |
カサド生誕百年記念祭を本学にて開催 |
1998 (平成10)年 |
園児・児童・生徒と家庭、教師を結ぶコンピュータネットワーク「CHaT Net」システムを開設 |
ハワイで開催された第2回環太平洋地域私立学校教育者会議に教師18名、高等部生4名の総勢22名が参加し、日本の事例研究を担当 | |
研究室84室を備えた大学研究室棟が完成 | |
1999 (平成11)年 |
カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州ナナイモ市にある玉川学園ナナイモ校地にマラスピナ・玉川ホールが完成 |
2000 (平成12)年 |
総合学園としてISO14001の認証を取得。幼稚園から大学・大学院まで通じての認証取得は世界で初めて |
幼稚部新園舎、新チャペル、教学事務棟が竣工 | |
心の教育実践センターの実践フィールドの一つとして玉川学園ロープスコース教育施設が完成。このような施設が学校内に設置されたのは日本で初めてのこと | |
2001 (平成13)年 |
玉川大学4番目の学部として経営学部が誕生 |
学校法人玉川学園ほかの共同出資による株式会社タマガワ イー サポート(TeS)を設立 | |
2002 (平成14)年 |
文学部を改組して教育学部、芸術学部および文学部に人間学科、国際言語文化学科を開設 |
「全人的人間科学プログラム」が文部科学省21世紀COEプログラムに採択される | |
2003 (平成15)年 |
文学部にリベラルアーツ学科、教育学部に乳幼児発達学科を開設 |
招へいされ芸術学部玉川太鼓チームが米国のフィラデルフィア市の「さくら祭り」に初参加。さらに芸術学部玉川太鼓・舞踊チームが外務省文化使節としてロシアのハバロフスクで公演 | |
世界初の太陽電池と燃料電池の併用によるハイブリッド・ソーラーカー「アポロンディーヌ号」がオーストラリア大陸横断4,000kmに成功 | |
2004 (平成16)年 |
工学部に機械システム学科、知能情報システム学科、メディアネットワーク学科、マネジメントサイエンス学科を開設 |
理科教育の充実を目指した「サイテックセンター」が完成 | |
脳科学研究の拠点として学術研究施設GBI棟が完成 | |
幼稚部、小学部、中学部、高等部においてCITAの認定を取得。CITAとは欧米の教育認定組織の略称で、日本語にすると「国際・地域統合認定委員会」。世界基準の教育実践校を認定している | |
山形県新庄市と提携し、「玉川大学学術研究所新庄バイオマスセンター」を開設 | |
2005 (平成17)年 |
農学部に生物環境システム学科、生命化学科を開設 |
大学院にマネジメント研究科(マネジメント専攻)修士課程を開設 | |
コア・FYE教育センターを開設。一年次教育を全学レベルで実施 | |
「ラウンドスクエア」のメンバー校に日本で初めて玉川学園が認定。「ラウンドスクエア」は国際的な私立学校連盟。国際会議には世界各国の240校を超えるメンバー校から高校生が集まり、環境や国際的な問題をテーマにしたディスカッション、ボランティアなどさまざまな活動を実施 | |
文部科学省2005年度「大学・大学院における教員養成推進プログラム(教員養成GP)」に、教育学部のプロジェクト2件(単独申請、国立5大学との共同申請)が採択される | |
財団法人日本情報処理開発協会より「プライバシーマーク」(Pマーク)の認証を取得 | |
世界最新鋭のプラネタリウムを備えた「スターレックドーム」が完成 | |
玉川大学発ベンチャー「株式会社ハイファジェネシス」を設立 | |
ウクライナ国のユーシチェンコ大統領が本学のミツバチ研究を視察するために来園 | |
2006 (平成18)年 |
幼稚部(Kindergarten)と小学部・中学部・高等部の12年間の教育活動を一体化して行う「K-12一貫教育」がスタート。発達段階に応じた教育システムで、時代と社会のデマンドに応える |
文学部に比較文化学科、芸術学部にメディア・アーツ学科を開設 | |
大学院に教育学研究科(教育学専攻修士課程)を開設。大学院の文学研究科に哲学専攻修士課程を開設 | |
「高学年新校舎」(学園マルチメディアリソースセンター併設)、美術・家庭科の専用校舎「アートセンター」が竣工 | |
中学校・高等学校の教員免許にプラスして、在学中に小学校教諭二種免許が取得できる「小二免許特別プログラム(ダブル免許プログラム)」を導入 | |
工学部マネジメントサイエンス学科につづいて知能情報システム学科およびメディアネットワーク学科がISO9001の拡大登録 | |
文部科学省2006年度「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に、「全学生参加型の一年次教育の実践――「一年次セミナー」の組織的展開」が採択される | |
第1回IB国際バカロレア教育シンポジウムを開催 | |
2007 (平成19)年 |
リベラルアーツ学部および経営学部に観光経営学科を開設 |
大学院工学研究科に脳情報専攻博士課程とシステム科学専攻博士課程を開設 | |
脳科学研究所を開設 | |
新7年生(中学1年生)を対象に「国際学級」をスタート | |
大学基準協会の正会員として加盟・登録 | |
記念グラウンドの全面人工芝化 | |
2008 (平成20)年 |
工学部に機械情報システム学科とソフトウェアサイエンス学科を開設 |
大学院に教職大学院(教育学研究科教職専攻専門職学位課程)を開設 | |
新たな研究拠点である研究センター棟が完成 | |
玉川学園が文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール (SSH)」に指定される | |
玉川大学の研究「社会に生きる心の創成」が文部科学省「グローバルCOEプログラム」に採択される | |
2009 (平成21)年 |
玉川学園が国際バカロレア機構(IBO)MYP(Middle Years Programme)スクールに認定される |
新大学6号館 (SCIENCE HALL)が完成 |
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玉川大学が教員免許状更新講習機関に認定される | |
文部科学省「大学教育・学生支援推進事業(テーマB:学生支援推進プログラム)」に本学の「集合・個別支援の組合せによる自己効力感向上プログラム」が採択される | |
農学部生物環境システム学科が東京都が創設した「ECO-TOPプログラム」(自然環境保全を担う人材育成・認証制度)に認定される | |
玉川学園と小田急電鉄が共同で開発した「玉川学園あんしんグーパス連携システム」を導入 | |
K-12から大学までの園児、児童、生徒、学生、そしてその家族、教職員や同窓生、6か国13校の提携校、関係者など総勢約8.400名が横浜アリーナに一堂に会し、玉川学園創立80周年記念「玉川学園の集い」を開催 | |
サッカーJFLチーム「FC町田ゼルビア」とスポンサーシップ契約を締結 | |
2010 (平成22)年 |
「植物工場・宇宙ラボ」と「超高速量子光通信」の研究・実験施設として「Future Sci Tech Lab」が完成 |
脳情報研究科(脳情報専攻博士課程後期)を開設。研究内容に応じて「博士(工学)」あるいは「博士(学術)」の学位を授与 | |
大学院文学研究科に人間学専攻修士課程と英語教育専攻修士課程を開設 | |
10年生にプロアクティブラーニングコース(10年生~12年生が対象)を設置。プロアクティブラーニングコースはSSH(スーパーサイエンスハイスクール)とIB(インターナショナルバカロレア)の2つの教育プログラムのエッセンスを取り入れ、生徒に課題研究を課し、探究の楽しさを通して自学自律の学習姿勢のみならず、将来にわたって研究したい方向性や種を見つけることをねらいとしている | |
玉川学園が国際バカロレア機構(IBO)のDPスクールに認定される | |
鹿児島県の久志にある小原國芳生誕地公園を整備改修 | |
第1回玉川教育フォーラムを開催 | |
横浜市青葉区と区内にある6大学の連携・協力に関する基本協定を締結 | |
2011 (平成23)年 |
量子情報科学研究所を開設 |
キャンパス内で排出される実験排水や土壌の調査など、環境分析を目的とする専門機関「SEA」の新施設が完成 | |
「アドベンチャー教育研究会」を開催 | |
2012 (平成24)年 |
西松建設株式会社と産学連携に関する協定を締結、西松建設のビジネスノウハウと玉川大学の農業技術研究を生かした、新たな事業開発がスタートするとともに、独自の最先端技術「ダイレクト冷却式ハイパワーLED」を導入したSci Tech Farm(LED農園)が竣工 |
オーストラリアのエシントン校およびチャールズ・ダーウイン大学との協力促進・国際理解の協定に関する覚書を締結 | |
オーストラリア・ビクトリア州のディーキン大学、スウィンバーン工科大学、ビクトリア大学の3大学との留学プログラム提携に関する覚書の調印式をオーストラリア大使館で実施 | |
新食堂「KEYAKI」竣工 | |
鹿児島県南さつま市と包括連携に関する協定を締結 | |
2013 (平成25)年 |
観光学部(観光学科)を開設 |
天皇皇后両陛下ならびに秋篠宮殿下、同妃殿下が教育博物館にて企画展「石に描かれた鳥たち ジョン・グールドの鳥類図譜」をご見学 | |
玉川学園創立85周年記念事業「ロボカップジャパンオープン2013東京」を本学にて開催 | |
台湾高雄市にある國立高雄餐旅大學と学術交流協定を締結 | |
2014 (平成26)年 |
大学院に脳科学研究科(脳科学専攻博士課程後期及び心の科学専攻修士課程)を、芸術学部にメディア・デザイン学科、芸術教育学科を開設 |
玉川学園が文部科学省「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定される | |
ELFセンターを開設 | |
幼稚部から12年生まで「K-12」の各学年で思考力育成をめざした「学びの技」の展開をスタート | |
玉川大学が文部科学省「大学教育再生加速プログラム(AP)」に「テーマⅠ・Ⅱの複合型」で採択される | |
「大学教育棟 2014」及び新食堂「朔風館」、北海道弟子屈農場美留和晴耕塾竣工 | |
2015 (平成27)年 |
小田急電鉄株式会社と連携・協力に関する基本協定を締結 |
北海道の弟子屈町と包括連携に関する協定を締結 | |
和歌山県の古座川町と包括連携に関する協定を締結 | |
玉川学園がホスト校として第1回玉川模擬国連会議を開催し、全国から14校133名が参加 | |
文学部に英語教育学科、工学部にエンジニアリングデザイン学科を開設 | |
Food Science Hall竣工 | |
2016 (平成28)年 |
幼稚部で3歳からの「BLES-K」を、低学年で1年生からの「BLES」プログラムをスタート。全人教育を土台とした「国際理解教育」の実践と経験から、新しいバイリンガル教育が誕生 |
正課の授業に対してプラスアルファで実施する放課後の「延長教育プログラム」を開始 | |
ELF Study Hall 2015およびUniversity Concert Hall 2016竣工 | |
アクア・アグリステーションが竣功し、「玉川の丘アワビ」初導入式が行われ、陸上養殖への挑戦がスタート | |
下田市と連携・協力の協定締結 | |
2017 (平成29)年 |
文学部に国語教育学科、農学部に生産農学科、環境農学科、先端食農学科、工学部に情報通信工学科を開設 |
脳科学研究所が文部科学省の社会神経科学研究拠点として認定される | |
大改築工事が完了し新しくなった小原記念館が開館 | |
福島県玉川村と包括連携に関する協定を締結 | |
2018 (平成30)年 |
南さつまキャンパス久志晴耕塾および保健センター健康院竣工 |
TAP(Tamagawa Adventure Program)のチームチャレンジコースが完成 | |
沖縄県の久米島町と連携・協力に関する基本協定を締結 | |
山形県の山形市と連携・協力に関する基本協定を締結 | |
2019 (平成31・ 令和元)年 |
横浜アリーナにて「玉川学園創立90周年記念式典-玉川の集い『夢を拓く』」を開催 |
玉川大学と千葉工業大学、玉川大学と東京都市大学が連携に関する協定を締結 | |
玉川学園創立90周年記念特別展「ジョン・グールドの鳥類図譜」を東京芸術劇場ギャラリー1にて開催。10月11日には上皇上皇后両陛下が東京芸術劇場へご来臨 | |
2020 (令和2)年 |
異分野融合の学びを育む学修拠点としてSTREAM Hall 2019が竣工 |
科学技術振興機構(JST)と国際協力機構(JICA)による「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の令和2年度新規採択研究課題の選考において、玉川大学が研究代表機関となり国内7つの研究機関と共同提案した「難防除病害管理技術の創出によるバナナ・カカオの持続的生産体制の確立」が条件付採択される。この結果を受け、フィリピン共和国との間で5年間の国際共同研究をスタート | |
2021 (令和3)年 |
芸術学部に音楽学科、アート・デザイン学科、演劇・舞踊学科の3学科を開設 |
ESTEAM教育の推進と学問融合のための大学の新校舎であるConsilience Hall 2020および総合人間科学(ヒューマンサイエンス)の研究拠点となるHuman Brain Science Hall(HBSH)が竣工 | |
東京ガス株式会社と、カーボンニュートラル都市ガスの供給に関する基本合意書を締結 | |
東京ガス株式会社をはじめ14社とともに、カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンスを設立。2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする目標の達成を目指す | |
2022 (令和4)年 |
NBA(米プロバスケットリーグ)所属の「ワシントン・ウィザーズ」などを運営するモニュメンタル・スポーツ&エンターテイメント社とパートナーシップ契約を締結 |
学校法人玉川学園が運営し、学内外の木の輪を広げるプラットフォーム「Tamagawa Mokurin Project」と、三菱地所ホーム株式会社が運営する木造木質化推進プラットフォーム「KIDZUKI」が「木」を媒介とする取組に関する協定を締結 | |
2023 (令和5)年 |
工学部にデザインサイエンス学科を開設 |
福島県の川内村と連携・協力に関する基本協定を締結 | |
2024 (令和6)年 |
株式会社ベネクスおよび神奈川東部ヤクルト販売と連携協定を締結 |
玉川学園創立95周年記念「玉川の集い」を横浜アリーナにて開催 |










































