高学年校舎前に玉川モットーとモニュメントが設置されました。
今秋、高学年校舎前に創立者・小原國芳が掲げた玉川モットーとモニュメントが設置されました。旧高等部第一校舎前にあった玉川モットーを、経塚山のそばにあるグリーンヒル食堂跡地に移設。それを囲むように「全人教育」の理念である6つの価値、「真・善・美・聖・健・富」の列柱が設置されています。さらに、道をはさんだ高学年校舎の建物の手前には、玉川学園が2005年に加盟し、日本唯一のメンバー校であるラウンドスクエアの6つの理念「IDEALS」と、2009年に導入した国際バカロレア(IB)プログラムの10の学習者像がそれぞれプレートに刻みこまれています。ラウンドスクエアと国際バカロレア(IB)の理念は、玉川学園の教育方針とも一致していることが感じられます。本学が大切にしていること、そして創立者の思いがつまったモニュメント。児童・生徒に建学の精神への理解を深めてほしいと考えています。


玉川モットー
「人生の最も苦しいいやな辛い損な場面を真っ先に微笑みを以って担当せよ」。玉川学園の創立者・小原國芳が、困難に立ち向かい、それを担う気概のある人材が生まれることを願い、本学の実践目標として掲げられました。正門にも同じ石碑が設置されています。


列柱「真・善・美・聖・健・富」
創立者は人間形成において「真・善・美・聖・健・富」6つの価値を調和的に創造することが大切であるとしました。この列柱は平面が正三角形となっており、組み合わせると6つの価値の調和の意味を込めて、六角形になるよう置かれています。また、奥の一番上位には最上価値の「聖」、その次に絶対価値の「真」「善」「美」、前列に手段価値の「健」「富」と体系的に並べられています。側面にはそれぞれの価値の意味が刻み込まれています。

- 学問の理想は真※
- 道徳の理想は善※
- 芸術の理想は美※
- それらの究極としての宗教、その理想は聖
- 身体の理想は健
- 生活の理想は富
- 創立者の直筆


国際バカロレア(IB)教育プログラムの教育信条

- Inquirers:探究する人
- Knowledgeable:知識のある人
- Thinkers:考える人
- Communicators:コミュニケーションができる人
- Principled:正義感のある人
- Open-minded:心をひらく人
- Caring:思いやりのある人
- Risk-takers:挑戦する人
- Balanced:バランスのとれた人
- Reflective: 振り返ることができる人
ラウンドスクエアの6つの教育の柱“IDEALS”

- INTERNATIONALISM:社会の国際化
- DEMOCRACY:責任ある行動
- ENVIRONMENT:生活環境と環境保護のバランス
- ADVENTURE:失敗を恐れない開拓者精神
- LEADERSHIP:先頭に立って行う気概
- SERVICE:公の為の貢献