2019年11月28日(木)、玉川学園「創立90周年記念式典 玉川の集い」を横浜アリーナにて開催しました。

2019.11.29

創立90周年の記念行事は、園児・児童・生徒・学生・教職員が一丸となって、テーマである「夢を拓く 未来へのチャレンジ」を2部構成で表現しました。創立以来90年の歩みを振り返り、100周年に向けて目標を新たにする機会となった盛大な催しの様子を紹介します。

2019年11月28日(木)、横浜アリーナにて開催された、玉川学園「創立90周年記念式典 玉川の集い」。冷たい雨が降る午後でしたが、児童・生徒・大学生をはじめ来賓・保護者・卒業生など総勢12000人が集まり、横浜アリーナは90周年を祝う華やかな雰囲気に包まれていました。

式典は2部構成で、第1部は「序章 夢の始まり『玉川の丘の春』」でスタートしました。玉川の誕生と夢を繋いだ90年を、朗読と合唱、スクリーンに映し出された懐かしい写真の数々で紹介。続いて、「玉川の響き『太鼓と邦楽による伝統の響き』」では、卒業生の杵屋佐喜氏の作詞・作曲「“夢の丘”~玉川太鼓 響奏曲」を披露しました。

いよいよ本章にはいり、「Part1 玉川っ子の彩典 合唱」で、幼稚部とK-12の低学年生(1~4年生)が元気いっぱいに歌声を響かせました。さらに、卒業生の作曲家・林あづさ氏作曲の「ハッピーバースデー」も披露しました。

「Part2 夢の交わり」でも、作曲家・宮川彬良氏による、創立90周年を祝う「NEXT VISION」を本学園の吹奏楽「ウインドオーケストラ(5~12年生・大学生)」と共に初演。チアダンス部「GLITZ(9~12年生)」とダンスドリルチーム「JULIAS(大学生)」が、エネルギッシュなダンスで盛り上げてくれました。

「Part3 夢は世界を駆ける」では、創立当初からの国際交流の沿革と、2019年度の国際交流を紹介しつつ、オーストラリアの提携校と、ネット中継でリアルタイムに会話する演出もありました。
第1部を締めくくるのは、「新たな夢にチャレンジ」。5~12年生全員が「玉川版―Jupiter」を合唱。オーケストラ(5~12年生・大学生)」と「ハンドベルクワイヤ(5~12年生・大学生)」の合奏、さらには、独唱にミュージカル俳優の井上芳雄氏が登場して、朗々と歌い上げました。

休憩を挟んで、第2部は、「Part5 第九への夢」で始まりました。玉川学園と第九との出会いをさかのぼった伝統と歴史を語り、卒業生でもあり、世界に活躍の場を広げ国際的にも有名な今村能氏の指揮で、大学1年生・在学生有志・卒業生有志が「交響曲第9番 ニ短調 作品125(合唱付) 終楽章(歓喜に寄せて)」を披露。合唱のダイナミックな魅力を存分に発揮しました。

そして、「終章 100周年へのカウントダウン」の「Part1 未来を創造」で、創立90周年特別プログラム、「一枚の未来画コンクール」の入選作品と「ゆめ大賞」の3作品を発表しました。
「Part2 夢を拓く」では、全国各地の自治体との連携・協力の包括協定の基に進められている、教育連携プログラムや大学生の地域連携教育、国際交流をスクリーンで紹介。そして、玉川大学の最新研究を、研究者の語りで紹介しました。
「Part3 20歳の自分へのメッセージ」として、4~12年生の代表によるコーラス「I Have a Dream」と、10歳の4年生が10年後に20歳になった自分へのメッセージがスクリーンで映し出され、それぞれの夢を語りました。


「Part4 ”夢”100周年へのメッセージ」では、ステージに小原芳明理事長と玉川学園・玉川大学の代表の児童・生徒・学生が登場し、100周年に向けて、「ESTEAM エリア」などの取り組みを紹介。そして、小原学長が「100周年に向けたメッセージ」を次のように話しました。

「『新しい日本を動かす力を、ここからつくるのだ』という夢からデザインした、『理想の学校』の絵。昭和4年、わずか18名の教職員、111名の生徒で、玉川学園は始まり、今日こうして創立90周年を迎えるまでになりました。今日まで玉川学園を動かし続けてきたのは、小原國芳、玉川の親父の夢でした。幕末の志士、吉田松陰先生は、夢の大切さについて、このように諭しています。『夢なき者に理想なし。理想なき者に計画なし。計画なき者に実行なし。実行なき者に成功なし。ゆえに、夢なき者に成功なし』。これからの時代で活躍する君たちです。夢を持ち、理想を掲げ、そこから目標を立て、計画をつくってください。そして大事なことは、一歩前へ踏み出す勇気を育んでいくことです。予測不可能な社会といいますが、こうした考え方もあるのです。未来をつくり出すことこそが、最良の未来を予測することですから、園児・児童・生徒、そして学生諸君、何か見えないことが見えてくるまで、待つのではなく、自分が理想とする方向へ、まず一歩歩み出してみましょう。聖書の教えにもありますが、大切なことは、未来へ向かって、人生の最も苦しい、いやな、辛い、損な場面を、真っ先に微笑みを以って担当する人であることです。これはジョン・F・ケネディの『国に何かしてくれるのを期待するのではなく、諸君が社会で何ができるかを問うてくれ』という言葉に通じることです。今、この会場には、来年、幼稚部の年少さんとなる2歳の幼時から、創立当時に2歳、そして4歳だった人に至るまでの卒業生、元教職員の方々も参加してくれています。そして、日ごろから玉川学園と玉川大学の良き理解者として、私たちを支援し、応援、連携してくださっている方々に、創立90周年記念式典へのご列席を心より感謝申し上げます。本日は、誠にありがとうございました」

式典を締めくくる、「グランドフィナーレ 夢と輝く未来へ」へ続きます。暗転した会場に、参加者全員が色とりどりのサイリウムを振る「みんなで創る光のページェント」から、「夢」と書かれたハート形の紙飛行機が会場を舞い、校歌で閉幕。
玉川学園・玉川大学の90年の歩みと、次なる10年に向けたチャレンジをご紹介した記念式典を無事に終えることができました。そして、創立100周年へのカウントダウンの第一歩を刻むことができましたことを感謝申し上げます。

当日の詳しい様子は後日「教育レポート」で紹介します。