中高層純木造耐火建築の学生寮建設延期について

2020.07.09

このたび玉川大学・玉川学園が進めていた9階建ての中高層純木造学生寮建設プロジェクトが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響による空間設計の見直しに伴い、設計を一旦停止、かつ工事着手の無期限延期を決定しましたことをご報告させていただきます。
この学生寮は、プライバシーを確保しながら、学生・生徒たちが集う場を設け、「人との交流を促進」することをコンセプトに掲げていました。これは「寮生活」という日常生活を営む場における集団生活を通じて、社会性を身に付けること、相互の人間交流による人間形成を期待しての設計でした。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、「新しい生活様式」として、いわゆる「3密」の回避やソーシャルディスタンスの確保が公表され、計画方針である「人との交流の促進」との両立が現計画のままでは困難となりました。学生・生徒の安全・安心を確保した上でのコミュニケーション・交流の場を、感染症対策がなされた空間と合致させるためには時間を要することから、苦渋の決断でしたが、新型コロナウイルス感染症の動向を見極めながら計画再開時期を見直し、検討していくことになりました。
そのため、国土交通省より令和元年7月25日付け国住木第35号をもって採択を受けた「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」について補助金交付を辞退いたしました。
学生寮建設延期につき、計画が大きく変わりましたことをご報告申し上げます。また、関係者の皆様にご迷惑をおかけすることになりましたこと、深くお詫び申し上げます。
末筆ながらコロナウイルス感染症の拡大が一日も早く収束に向かいますことお祈りしております。