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多くの方をお招きし「大学教育棟 2014」の竣功披露式が行われました

2015.05.26

4月、新学期と同時に利用が開始され、既に学生の毎日に欠かせない存在となっている「大学教育棟 2014」。どのフロアでも学生が熱心に勉強をし、また友人同士で議論を交わす姿などがとても多く見られます。そんな「大学教育棟 2014」の学外の方をお招きした祝典 竣功披露式が5月16日(土)に行われました。
当日はあいにくの空模様でしたが開会までに雨も上がり、会場である「大学教育棟 2014」の5階にある大講義室は、ご招待した多くの方々で埋め尽くされていました。なお、式の進行は司会業などで実績のある本学の卒業生、相澤彩(2007年度文学部)さんが担当しました。

竣功披露式は、はじめに小原 芳明 学長の挨拶で幕を開けました。『この複合図書館構想は創立50周年の頃から計画され、以来、長きにわたって検討を重ねてきました。図書館の役割も、学生の学修スタイルも時代と共に変化します。夢は膨らむ一方でしたが、創立85周年事業として図書館建設に辿り着くことができました。この「大学教育棟 2014」にはさまざまな施設も併設されており、気軽に立ち寄れる環境になっています。最先端のメディアとリソースをマルチに集約したこの施設を、創立85周年に間に合わせることができました。多くの皆様に協力していただいたことに感謝し、挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました』。


そして、パフォーミング・アーツ学科の学生による施設内紹介映像の上映と続きました。その後、文部科学副大臣・丹羽 秀樹 氏からの祝辞をいただきました。『経歴にもありました通り私は玉川大学の卒業生で、当時、この場所には幼稚部がございまして、園児の子どもたちが労演する姿を非常に微笑ましく思った記憶がございます。国会内にもこの大学の良さを分かっている同士がたくさんおりますが、学長のリーダーシップの下、大学教育改革に積極的に取り組んでおられるという風に承知致しております。次代を担う子どもたちには、考えながら学ぶアクティブ・ラーニングが必要になりますが、この「大学教育棟 2014」が学生たちの主体的かつ協同的な学修をさらに促進させるものと期待されます。この施設の活用により、玉川大学の教育改革がさらに進化し、そのさきがけとなることを心からお祈り申し上げます』。
さらに今回、竣功式を記念して、丹羽文部科学副大臣と、海部 俊樹 元内閣総理大臣の秘書であられた松本 彧彦 様の両名より、吉田松陰全集(初版本・大和書房)の寄贈がありました。

続いて、私立学校振興・共済事業団理事長の河田 悌一 氏の講演がありました。『この「大学教育棟 2014」は、3階と4階にラーニングコモンズが設置されています。日本では2010年頃から図書館を中心としたコモンズという考え方が浸透してきましたが、まだまだ多くはありません。ただ、設置している大学はそれぞれ独自のアピールポイントを持っています。それは各大学のトップがお考えになった部分です。こうした大学改革というものは、99パーセントは模倣でもいいと思います。ただ、各大学でお考えになる1パーセントの独自性があれば、それがアピールポイントになるはずです。玉川大学は、学長をはじめ教職員の方々の努力によってアクティブ・ラーニングを導入するなど、非常に優れた教育システムを作っておられます。このシステムが「大学教育棟 2014」によってより良いものに、そして大学教育のロールモデルとなって、多くの大学に伝わっていくことを願っています』。

河田氏の講演の後、大学教育棟 2014の施設見学ツアーが行われました。自動貸出機や自動書庫など最先端の施設はもちろん、「おやじさんの書斎」のように玉川の歴史が感じられる場所、またアカデミック・スクエアのようなさまざまな活動に活用ができる場所などに、多くの方の注目が集まっていました。
その後、朔風館にて祝賀会が催され、この日の竣功披露式は無事終了。「大学教育棟 2014」の披露だけでなく、玉川大学がめざすこれからの教育改革についても、多くの方に理解していただく、よい機会となりました。

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