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ジャガイモ

開花時期。5月下旬頃(農学部水野宗衛教授提供)

ジャガイモは、コロッケや肉じゃが、カレーといった人気の料理に利用されている身近な作物である。ある程度は長く保存ができるので、何かと便利な食材だ。
玉川では、3月下旬~4月上旬に種イモの植え付け、6月中旬、下旬ごろには収穫時期となる。収穫時期は梅雨の期間と重なるので、いつも天気予報を気にかけながら収穫のタイミングを探っている。栽培の場所は、毎年変えるようにしている。同じ場所で栽培を続けると、土壌病害が増える危険性が高くなるからだ。
管理の一つに、培土作業がある。地上に芽が出てから2週間程度過ぎた頃に、株もとにしっかり土を寄せる。これを怠ると、地中のジャガイモが地上に出てきて緑化してしまうので注意が必要だ。近年、激しい雨で表面の土が流されてしまうことが多く、必要に応じて再度の培土を行っている。
いろいろな品種を栽培してみると、よく知られている男爵薯(いも)やメークインは、天候が不順な年でも、収量や品質が比較的安定しているように思える。明治、大正時代から今日まで栽培が続けられてきている理由ではないだろうか。

(農学部准教授 飛田有支)
『全人』2020年4月号(No.848)より

ジャガイモ(馬鈴薯)

学名:Solanum tuberosum
ナス科ナス属

原産地はアンデス高原の地域で、栽培には冷涼な気候が適している。生育に最適な気温は15~20℃である。温暖な地域では、春と秋に2回栽培されるところもある。片栗粉として利用されるデンプン原料用やポテトチップス用など、用途に応じた品種がある

収穫直後
植え付け 1カ月後
(写真左右ともに農学部井上広大技術指導員提供)

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