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サツマイモ

掘り起こしたイモ(10月下旬)

サツマイモの食べ方には色々あるが、焼き芋が人気だ。コンビニやスーパーの店内で焼き上げたものが手に入るようになった。
玉川の学内農場では、天候にもよるが5月中旬に苗の植付けを行い、10月の中旬から下旬が収穫の時期となる。栽培期間は比較的長いが、面倒な管理作業などは特にない。茎や葉が地面を覆って雑草を抑えてくれるし、病害虫の被害が出ても、旺盛な再生力によって大きな問題とはならない。そのため、学内農場では、サツマイモが広く栽培されているのである。
栽培の際には、肥料の量に気を使う必要がある。肥料をやり過ぎてしまうと、茎と葉だけが過剰に生長してしまい、収量はむしろ減ってしまうことがある。また、イモの異常肥大や奇形が増え、品質を低下させてしまうこともある。
サツマイモは、生産能力が高いだけでなく、環境が悪くてもある程度の収穫が確保できる特性を持っている。そのため食料難の時には頼りにされた。近頃は、甘さやおいしさに加えて、食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいることが、健康志向の高まりでより注目されるようになった。

(農学部准教授 飛田有支)
『全人』2023年1月号(No.878)より

サツマイモ

学名:Ipomoea batatas
ヒルガオ科イポメア属(サツマイモ属)

薩摩から来たイモなので「サツマイモ(薩摩芋)」の名前がついた。この他に「カンショ(甘藷)」は甘いイモ、「カライモ(唐芋)」は中国から来たイモという意味の名前も使われている。一般にうねを高くして栽培することで、水はけをよくするとともに、効率よく収獲作業が行えるようになる

コンテナに入れて運搬
地面を覆った茎葉(10月中旬)

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