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キュウリ

学内農場での栽培の様子(7月中旬)

キュウリは、夏の代表的な野菜であるが、1年を通じてサラダや漬物などに利用されている。暑い夏、冷やしたキュウリをかじると、のどが潤うとともに、さわやかな味や歯ごたえ、香り、容姿すらも涼しさを感じさせてくれる。
玉川の学内農場では、4月の中旬にポットに種子をまいて、ハウスの中で苗を作っている。畑に植え付けるのは、5月下旬で、収獲は、6月中旬から始まり、7月下旬頃まで続く。栽培で苦労するのは、暑い時期、多い時には朝夕の2回収穫しないと、キュウリが驚くほど巨大化してしまうことだ。また、曲がったものや、いびつな形になるものも多い。鳥などに食べられてしまう被害もある。
学内農場では、いくつかの品種を栽培している。生育や収量に違いがみられたり、食べ比べてみると、味や歯ごたえ、香りなどにも違いがあっておもしろい。学生の感想もさまざまで、好みがわかれることもある。
キュウリには利尿作用があり、身体のむくみをとり、身体を冷やす効果もあるといわれている。夏バテで食欲がなくなっている時期には、特にありがたく思う。

(農学部准教授 飛田有支)
『全人』2023年10月号(No.886)より

キュウリ

学名:Cucumis sativus L.
ウリ科

原産地はインドとされている。花は雌花と雄花があり、同じ株につき、雌花が果実になる。茎はつる性で長くのび、巻きひげをもつので、主に支柱やネットに絡ませて立体的に栽培をする。果実の肥大には、十分な水分が必要なので、土壌が乾燥しないように管理する必要がある

特徴の異なるキュウリ
キュウリになる雌花

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