玉川大学・玉川学園Webサイト
IEサポート終了のお知らせ

玉川大学・玉川学園webサイトTOPページリニューアルに伴い、Microsoft 社の Internet Explorer(以下、IE)のサポートを終了いたしました。本学園が運営するサイトをIEで閲覧した場合正しく表示されない恐れがございます。
皆様にはご不便をおかけしますが、別のブラウザを利用しての閲覧をお願いいたします。

ホウレンソウ

秋まきで冬を越した栽培状況(3月下旬)

ホウレンソウは、1年を通じてよく利用される栄養価の高い野菜である。おひたし、ごまあえ、バター炒めなど、手軽においしい一品ができる。
寒い時期においしくなる野菜はいろいろとあるが、ホウレンソウも気温が下がって霜が降りるような時期になると、一層おいしくなる。寒締めほうれん草、ちぢみほうれん草と呼ばれるものは、寒さにあてて栽培されている。
人気のある野菜だけに、各季節、各地域の環境に合うように、多くの品種が出回っている。玉川の学内農場でも、春から気温が高くなる時期と秋から気温が低くなる時期とで、それぞれの環境に適したいくつかの品種を選んで栽培している。栽培時期で比べると、気温が高い時期よりも、低い時期のほうが、収穫までの期間は長くなるが、葉が厚く、緑色が濃く、甘みが強いものが収穫できる。
ホウレンソウには、ビタミン、鉄分、カルシウムなどが豊富に含まれており、寒い時期に収穫されたほうが、栄養価が高くなると言われている。風邪をひきやすい季節、栄養をしっかりとるために利用したい野菜の一つである。

(農学部准教授 飛田有支)
『全人』2024年12月号(No.899)より

ホウレンソウ(菠薐草)

学名:Spinacia oleracea L.
ヒユ科アカザ亜科

原産地はアジアの西方、コーカサス地方とされている。生育適温はおよそ15~20℃で、5℃くらいでも生育が可能である。徐々に気温が下がっていく条件では、-10℃くらいになっても凍害を受けない。酸性土壌では生育が悪くなるため、石灰など適切に施用する必要がある

ビニールを用いたマルチ栽培(12月上旬)
ネットを用いたトンネル栽培(12月上旬)

シェアする