7/8月号特集「玉川のものづくり」取材メモ
金属加工に集中する学生たち、木工に勤しむ生徒たち……
今回は、玉川学園・玉川大学の「ものづくり」の現場を訪ね、その模様と作品を紹介する特集しました。
ものづくりは、玉川学園の創立期から続く「労作教育」に通じます。創立者小原國芳は、労作教育の意義について、「自ら考え、自ら体験し、 自ら試み、創り、行うことによってこそ、真の知育、 徳育が成就する」と語っています。
今回、大学のSTREAM Hall 2019では、工学部エンジニアリングデザイン学科の「工作実習」の様子を取材しました。

取り組んでいた課題は「ペン立て」でした。聞けば、この「ペン立て」は昨年度、この授業を履修した学生が、課外活動としてつくったプロトタイプから生まれたとのこと。

先輩の試行錯誤が、後輩の新たな学びにつながる――そんな好循環をSTREAM Hall 2019では感じました。
今年4月から利用開始のConsilience Hall 2020では、ガラス工房や陶芸工房などを訪ねて、学生のものづくりをビビッドな写真で伝えています。
さらにK-12の「STREAM AREA」では、キャンパスの間伐材を教育活動で再利用する「Tama Tree Project」の成果や伝統のバイオリン製作などに取材しました。アナログとデジタルを活用してものづくりに挑戦する生徒たち。その様子を見ているうちに、筆者も手を動かして、何かをつくってみたくなりました。
ますます充実する玉川のものづくり。その現在地をぜひご覧ください。