玉川豆知識 No.117

玉川の丘がスキー場、玉川池がスケートリンクや釣り堀

雪が積もると、起伏にとんだ玉川の丘はスキーをするには絶好の場所。また、玉川池は厚い氷が張ると、スケート場に大変身。かつてはこのようにキャンパスの中でスキーやスケートを楽しむ姿をよく目にすることがありました。また、玉川池が釣り堀として一般開放されたことがあることも記述に残っています。

1.玉川の丘がスキー場

約61万m2におよぶ玉川学園の広大なキャンパス。この緑多き玉川の丘には豊かな自然があふれ、四季折々の風景を毎日楽しむことができます。特に数多くの植物や昆虫、鳥などを観察することができます。そのキャンパスが雪に覆われ、白銀の世界になると、かつては、キャンパスの至る所でスキーを楽しむ姿が見られたそうです。そのことが『全人教育』第259号の巻頭言「雪の思い出――スキーとシュナイダーとクルッケンハウザー」に次のように記されています。

毎年、スキーには、成城、玉川の子供たちをあちこちへつれて行きました。昭和四年には玉川学園も誕生しました。樺太や北海道からも、かなり少年たちが集まりましたのでスキーが自然と生れました。いわんや、学校の中に小山は多し、坂道にスロープは多いし。雪が降ったら雪合戦とスキーは木戸御免。学校中にスキーのあるだけは朝から使用される。つぎつぎ代る代る。坂が多いので、大勢が上手になりました。特に、三角点の南斜面はもって来いの場所でした。

2.玉川池が釣り堀やスケートリンク

本学キャンパスは、東京および神奈川を経て東京湾に注ぐ鶴見川の水源地のひとつとなっており、「玉川池」と「奈良池」という二つの池を有しています。正門のところにある玉川池には、モツゴ、ヌカエビ、アメリカザリガニ、ヨシノボリ、コイなどが生息。1950(昭和25)年頃には釣り堀として一般に開放。しかし、釣れ過ぎたため、釣り堀としてはこの年限りとなりました。また、ずっと以前の冬場には厚い氷が張り、玉川池の上でスケートができました。

参考文献

  • 小原國芳「雪の思い出――スキーとシュナイダーとクルッケンハウザー」
    (『全人教育』第259号 玉川大学出版部 1971年 に所収)
  • 玉川学園五十年史編纂委員会編『玉川学園五十年史』 玉川学園 1980年
  • 玉川学園五十年史編纂委員会編『玉川学園五十年史(写真編)』 玉川学園 1980年