玉川豆知識 No.130

玉川学園と大統領

玉川学園の10年生がロボット研究の成果をアメリカのオバマ大統領に披露。玉川学園メキシコ親善使節団のメンバーがメキシコのアドルフォ・ロペス・マテオス大統領を訪問。ウクライナのヴィクトル・ユーシチェンコ大統領がミツバチ科学研究施設を視察。

1.日本科学未来館において、10年生がロボット研究の成果をオバマ大統領に披露

2014(平成26)年4月23日から25日までの3日間、アメリカのバラク・オバマ大統領が国賓として来日。24日には東京のお台場にある日本科学未来館を訪問され、日本が世界に誇るロボット技術をご覧になられました。その際に、世界的に有名な二足歩行ロボットASIMOと共に実演披露したのが、ロボカップジュニア日本大会2014埼玉大学独自リーグで優勝を果たした「玉川ロボットチャレンジプロジェクト(TRCP)」の10年生(高校1年生)4名。オバマ大統領は、ロボットが巧みにボールをコントロールしてシュートする様子に大いに興味を持たれ、スペースシャトルに搭乗する初の日本人宇宙飛行士である日本科学未来館館長の毛利衛氏とともに、TRCPのメンバーとのやりとりを楽しまれていました。

オバマ大統領と記念撮影
オバマ大統領に説明する10年生の生徒

2.玉川学園メキシコ親善使節団のメンバーがメキシコ大統領を訪問

1961(昭和36)年6月25日に、本学から贈呈した野口英世の銅像の除幕式が、メキシコのメリダ市にあるメリダ大学(現在のユカタン州立自治大学)医学部付属のオーラン病院の正門中庭において行われました。小原國芳を団長に、教職員7人、研究生5人、大学生9人、高等部生9人、中学部生5人、小学部生4人の計40人からなる玉川学園メキシコ親善使節団が、メキシコ政府から招聘を受け、この除幕式に参列。除幕式の後、一行は「日本文化の夕べ」公演で、日本の歌や演劇、伝統舞踊などを披露しました。

その後一行は日本大使の招待会への参加や文部大臣訪問、さらにはアドルフォ・ロペス・マテオスメキシコ大統領を表敬する機会を得ました。大統領は、40人の学生、生徒、児童、教職員の一人ひとりと握手をしてくださいました。その後、大統領からの挨拶があり、記念撮影。その写真とメッセージは、翌朝のメキシコの各新聞のトップに大きく掲載されました。

メキシコ大統領を囲んで記念撮影

翌年の1962(昭和37)年には、メキシコ大統領が訪日。玉川学園メキシコ親善使節団に参加した学生、生徒、児童との再会が実現しました。

メキシコ大統領と日本で再会

関連サイト

3.ウクライナのヴィクトル・ユーシチェンコ大統領がミツバチ科学研究施設を視察

日本政府の招待で2005(平成17)年7月20日から23日まで来日したウクライナのヴィクトル・ユーシチェンコ大統領が、7月20日の午後にミツバチ研究の見学のために玉川大学に来校されました。養蜂協会の副会長もされている大統領は、コステンコ駐日ウクライナ大使一行とともに、芸術学部生による和太鼓演奏の歓迎を受けた後、ミツバチ科学研究施設付属蜂場へ移動。伝統的な巣箱と改良型の巣箱で飼っているニホンミツバチを見学。

ミツバチ科学研究施設付属蜂場にてニホンミツバチを見学

つづいて、隣接の飼育室内にて、人工授精装置をはじめ、スズメバチやマルハナバチをご覧になりました。また、研究紹介パネルや世界の養蜂生産物の展示なども見学。終始、見学されたものをご自身でカメラに収められていました。

ニホンミツバチの防衛行動の解説を聞かれる
各国のミツバチの生産物の紹介に耳を傾けられる

GBI棟の遺伝子解析室に移動し、ここではミツバチの脳の働きを解明するための遺伝子解析や、遺伝子組み換えミツバチの作出を試みているという解説と、さまざまな分析機器の説明を聞かれた後、大統領はミツバチの卵へのマイクロインジェクション(卵の細胞に顕微鏡下で特殊な射出装置と微細なガラス針を用いて行う注射)による遺伝子注入にも挑戦されました。

マイクロインジェクションによる遺伝子注入にも挑戦

参考文献

  • 小原芳明監修『全人』第686号 玉川大学出版部 2005年
  • 小原芳明監修『全人』第784号 玉川大学出版部 2014年
  • 玉川学園編『メキシコ親善旅行記』 玉川大学出版部 2007年
  • 『Tamagawa 玉川大学・玉川学園 2015』 玉川学園 2015年