玉川豆知識 No.133

写真で見る玉川学園 ⑫ 玉川学園が世界で初めて開発した黄色いコスモス

黄色いコスモスは、玉川大学農学部の育種学研究室が30年以上の歳月をかけて世界で初めて開発したもので、「イエローガーデン」という名称で1987(昭和62)年に品種登録されています。品種登録が決まるとマスコミからも注目されて大評判となり、国営昭和記念公園に40,000株が植えられました。その後、さらにはっきりとした黄色のコスモスを開発。「イエローキャンパス」という品種名で、多くの人の目を楽しませています。

コスモス(cosmos)とは、一般的に、宇宙を秩序ある、調和のとれたシステムとみなす宇宙観を意味します。玉川学園の創立者である小原國芳は、著書『全人教育論』の中で、真・善・美・聖・健・富の6つの価値を創造することが教育の理想だとし、「この6つの文化価値が、秋の庭前に整然と花咲いとるコスモスCosmosの花のように、調和的に成長してほしいのです」と著しました。因みに大学の文化祭は1967(昭和42)年からコスモス祭と呼ばれるようになりました。そして黄色いコスモスの開発とともに、コスモスの花は教育の理想として例えられるだけでなく、玉川学園にとって大変身近な花になっています。

参考文献

  • 小原國芳著『全人教育論』 玉川大学出版部 1969年
  • 小原哲郎監修『全人教育』第449号 玉川大学出版部 1985年