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玉川豆知識 No.134

うるわしの白百合

10月16日放送のNHK連続テレビ小説『エール』で、玉川大学の卒業生である薬師丸ひろ子さんが、讃美歌「うるわしの白百合」を無伴奏で歌い、「美しい歌声に感動」、「涙が止まらない」といった反響が巻き起こりました。この「うるわしの白百合」は、玉川学園創立者小原國芳夫人である信先生が大好きだった讃美歌です。

『讃美歌・讃美歌第二編』より「うるわしの白百合」

10月16日放送のNHK連続テレビ小説『エール』で、ヒロイン古山音(二階堂ふみさん)の母親の関内光子を演じている薬師丸ひろ子さんが、無伴奏で讃美歌「うるわしの白百合」を歌いました。空襲で焼け野原となったガレキの中で、哀しみの表情を浮かべて歌う姿に、ネットニュースやフェイスブックなどのSNSで「美しい歌声に感動」、「涙が止まらない」などと評判に。

もともとの台本ではセリフしかありませんでしたが、薬師丸さんが「うるわしの白百合」を歌いたいと要望したことから、この感動のシーンが誕生したそうです。絶望の暗闇の中に一筋の光が差し込むかのように祈りを捧げて歌う姿はまるで聖母のよう、とネットでも話題になりました。キリスト教では白百合は復活の象徴とされているそうです。

このドラマは、「長崎の鐘」や「高原列車は行く」、「モスラの歌」をはじめ、多数の校歌や応援歌を作曲した古関裕而さんをモデルとした古山裕一(窪田正孝さん)を主人公とする物語です。また、薬師丸さんはNHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)にも出演。その時歌った「潮騒のメモリー」は大ヒット。特に舞台となった北三陸では、今も応援歌として歌い継がれているそうです。

薬師丸さんが歌った「うるわしの白百合」に対して、玉川大学・玉川学園の卒業生からもネットを通して、「涙が止まりませんでした」、「中学部の頃から何度も礼拝堂で歌いました。ジーンと染みます」、「朝ドラの歴史上に残る演出になると思います」、「たくさんの方が感銘を受けたと語られていますが、私もそのひとりです」などの賞賛の声がたくさん贈られています。

薬師丸さんも玉川大学の卒業生です。玉川大学では礼拝の時間があり讃美歌を歌います。薬師丸さんも礼拝の時間に「うるわしの白百合」を歌ったことでしょう。「うるわしの白百合」は、玉川学園創立者小原國芳夫人であるおばさまこと信先生の愛唱歌でもあります。

小原國芳・信夫妻

参考文献

  • 日本基督教団讃美歌委員会編『讃美歌・讃美歌第二編』 日本基督教団出版局 1995年

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