玉川豆知識 No.137

小学生が作詞・作曲した「丘のコスモス」

愛吟集にも掲載され、多くの人たちに親しまれている「丘のコスモス」は、音楽の授業で小学部生が作詞、作曲して誕生した曲です。今から約30年前のことですが、それ以前から音楽の授業で児童が作詞・作曲を行うことが玉川学園の伝統となっていました。

「丘のコスモス」は、1988（昭和63）年に本学小学部生が音楽の時間に作詞・作曲した曲。玉川大学農学部が世界で初めて開発した黄色いコスモス「イエローガーデン」が、玉川の丘での思い出とともに歌われています。愛吟集に掲載され、「音楽」の授業をはじめ大学の通信教育のスクーリングなどで歌い継がれ、たくさんの人たちの心に残る曲となっています。

「丘のコスモス」は創立75周年記念玉川学園音楽祭でも演奏されました。また、2009（平成21）年11月26日に横浜アリーナで開催された「玉川学園創立80周年記念 玉川学園の集い」でも、小学1年生から4年生までが一緒に「丘のコスモス」を歌いました。

「丘のコスモス」が誕生したのが今から約30年前のこと。それ以前から音楽の授業で児童が作詞・作曲を行うことが玉川学園の伝統となっていました。そのような伝統の中から、「丘のコスモス」をはじめ、「未来へはばたけ」、「山の思い出」などの名曲が生まれ、時を経ても歌い継がれています。また、約40年前に当時小学部の4年生であった児童4名がつくった「ぼくの影」という曲は、2006（平成18）年に子供専用携帯電話のCM曲に起用され話題を集めました。

参考文献

• 小原哲郎監修『全人教育』第511号　玉川大学出版部　1991年
• 玉川学園編『愛吟集』　玉川大学出版部　2016年
• 玉川学園編『玉川学園創立80周年記念誌』　玉川学園　2010年

玉川豆知識トップへ