玉川豆知識 No.148

写真で見る玉川学園⑮ 奈良池

奈良池は東山のふもとにあり、以前は本山池と呼ばれていました。かつては絶滅危惧種であるゼニタナゴが生息した奈良池。この池で泳いだ生徒たちもいたようです。

玉川学園キャンパスは、東京都および神奈川県を経て東京湾に注ぐ鶴見川の水源地のひとつとなっており、「玉川池」と「奈良池」という二つの池を有しています。以前は本山池と呼ばれていた奈良池には、絶滅危惧種であるゼニタナゴがかろうじて生息していました。そのゼニタナゴは、残念ながら中国産のタイリクバラタナゴや北米産のブルーギルにより、絶滅してしまいました。

奈良池周辺には竹林があり、小学部生が七夕用の竹を切り出したり、中学部生が筍の収穫をしたりする姿が見られました。

小学部1年生が七夕用の竹を切り出す(1989年)
中学部生が筍の収穫(1991年)

奈良池について『全人』第858号に以下のような記述があります。

東山の北側、中学年校舎の裏手にあり、江戸時代から続く農業用の灌漑池。鶴見川水系恩田川の支流である準用河川・奈良川の水源で、行政区画は横浜市青葉区に属する。この地域の地名から、学内で「奈良池」と呼ばれるようになったのは1960年代のこと。学外では古くから「本山池」の名が用いられている。本学の用地として取得されたのは1976年。かつては絶滅危惧種のゼニタナゴの生息が確認されていたが、現在はブルーギルが多くを占める。周囲は土橋谷戸という地名で、里山の原風景が残る。奈良池で泳いだ思い出のある卒業生も多い。

参考文献

  • 小原芳明監修『全人』第858号 玉川大学出版部 2021年