玉川豆知識 No.150

玉川学園のクラス名

玉川学園ではクラス名に動物や花、木、山、川などの名前をつけています。このユニークなクラス名は、クラス替えの直後や入学間もない頃でも、すぐに愛着がわくといった利点があります。

玉川学園は、総合学園としての特性を生かし、同一キャンパス内で独自の一貫教育を展開しています。特に小学校・中学校・高等学校の6・3・3の学校システムに縛られない、1年生から12年生までの学年進行型の一環教育を実施しています。

幼稚部園児および1年生から12年生までの児童・生徒全員と、大学生も参加する体育祭

クラス名につきましても、ユニークな名称となっています。2021(令和3)年度のクラス名は以下の通りです。幼稚部は各年齢を象徴する動物の名前が付けられています。最年少である3歳児のクラスは「みんなで守り可愛がってあげたい」という気持ちを込めて「うさぎ」「りす」、4歳児のクラスは「思いやりとやさしさ」を連想させる「こあら」「ひつじ」、5歳児のクラスは年長園児の知的で伸びやかな様子をイメージして「しか」「きりん」というクラス名になっています。1年生と2年生は「あやめ」「さくら」など花や木の名称、3年生は「花」「雪」「星」「月」、4年生は松竹梅などおめでたいイメージの名前、5年生と6年生は樹木の名前、7年生は「信濃」「武蔵」などの旧地名、8年生は「アルプス」「ロッキー」など海外の山脈の名前、9年生から12年生までは「筑波」「石狩」「木曽」「阿蘇」など山や地名、川の名前をつけています。

学年クラス名
幼稚部 3歳児 うさぎ りす    
幼稚部 4歳児 こあら ひつじ    
幼稚部 5歳児 しか きりん    
1年生 あやめ きく ゆり すみれ
2年生 さくら つばき さつき もも
3年生
4年生
5年生 白樺
6年生
7年生 若狭 上総 長門 信濃
武蔵 大和    
8年生 コンロン アトラス アルプス ピレネー
ロッキー      
9年生 筑波 月山 生駒 穂高
三笠 榛名    
10年生 苗場 大雪 石狩 吾妻
羽黒 蔵王 十勝 青葉
11年生 白馬 鈴鹿 筑摩 天城
丹沢 木曽 伊吹 富士
12年生 雲仙 吉野 浅間 阿蘇
那智 比叡 霧島 若草
飛鳥      

クラス名について、『全人教育』第858号に次のように記述されています。

創立期は複式学級や学年単位の教育活動だったためクラス分けはなく、1943(昭和18)年の旧制中学の名簿、1950~60年代の小学部の文集「丘の子」の一部に現在同様の学級名の記録が見られる。幼稚部は年齢を想起させる動物の名前、1~6年生(小学生)は樹木の名称で、学年が上がるにつれてひらがなから漢字へと表記が変わる。7~9年生(中学生)は日本の旧地名から海外の山脈名や国内の名山、10~12年生(高校生)は国内の地名や河川名が用いられ、学びや成長による視野の広がりに沿っている。

このように独自のクラス名を付けることで、クラスに対する愛着や連帯感が芽生え、仲間との協調性、積極性を育んでいます。

参考文献

小原芳明監修『全人教育』第858号 玉川大学出版部 2021年
『玉川学園の教育 玉川大学の教育』 玉川学園 2005年