新しいK-12のスタートと共に拡張・進化した玉川学園延長教育プログラム Extended School(前編)

2021.08.05

玉川学園は2021年度より、幼稚園から高校までの一貫教育「K-12」の新たな枠組みをスタートさせました。小学校1年生から高校3年生までの12年間の区切りを従来の「4・4・4」から、5年生を大きな節目とした「5・7」へ、これまで以上に一人ひとりが学びたいこと、将来の夢に寄り添った教育を提供していく体制が整いました。

同時に、これまで幼稚部と1~5年生の希望者を対象に有料で実施していた「延長教育プログラム:ES(=Extended School)」を、6年生以上、中学生、高校生まで範囲を広げた「K-12」の新しい教育プログラムとして拡張・進化させました。放課後に学習サポートの場を提供する「スタディホール:SH(=Study Hall)」(2021年度は6-8年生を対象)と習い事やスポーツなどの多彩な「講座」から構成されるESは、単なる放課後の預かりの域を超え、玉川教育の一部として機能しています。

玉川学園の延長教育プログラム「ES」だからできること

今回、ESのプログラム策定と運営を担当した玉川学園アカデミックサポートセンター伊部敏之センター長にESの教育的な狙いについて話を聞きました。

「玉川学園のESのスタートは2016年で、当初は幼稚部と4年生まででした。単に保護者のお迎えまでの預かり保育ではなく、玉川学園『K-12』の教育の可能性を拓く取り組みとしてSHや講座を展開してきました。玉川でしかできない放課後の教育をめざしたESは、うれしいことに園児・児童はもちろん保護者の方々からも高い評価をいただきました。そしてさらに上の学年で実施して欲しいという声の高まりを受け、2020年に5年生が加わり、さらに2021年度からは『K-12』が新しい体制になると共に全学年で実施することになったわけです」

ESは学齢によって利用時間は異なりますが、SHと講座のどちらかの利用、もしくは両方を組み合わせて利用することも可能。もちろん中学生や高校生は部活動との両立もOKです。

それでは、ESを構成するSHと講座それぞれの中身を紹介しましょう。

学齢に応じた自学自習の場「スタディホール:SH(=Study Hall)」

SHでは学齢に応じた教育活動が行われています。

K(幼稚部)の園児たちには、自発的な遊びを重視しながら、紙を折る、ハサミで切る、ひもを結ぶ、箸を使うなど、生活の中で求められるスキルを身につける教育活動も行っています。

1年生からは、専任教員を中心としたスタッフが、宿題や予習・復習、あるいは読書を含め放課後の自学自習のサポートを中心に、一人ひとりの可能性を高める+αの学びの機会を提供することを目指しています。SH専任教員は正課との橋渡し役も務めますので、つねに正課の学習と連動し一人ひとりに寄り添った指導を行います。

6年生以上になると、大学受験なども視野に入れつつ一人ひとりの学習習慣の定着を図っていきます。部活動の後にSHで勉強することも自由で、それぞれの学習スタイルに合わせた利用ができます。

今年度より、SHのための専用教室としてK-12中央校舎2階に新たに「ラーニング・コモンズ」を開設しました。一見、カフェスペースのような雰囲気の広々とした空間は、グループ学習などを行うBUZZエリアと一人で静かに勉強するためのSOLOエリアに分かれ、その間に飲食のできるBREAKエリアも設置。ドリンクとおやつが提供されます。

「中学生以上に対しては、生徒が数年後に大学生や社会人になることを見据えて、それぞれが目標とする未来を切り拓くために基礎学力の定着や積み残しのない学びができるプログラムにしたいと考えました。そのため専任のSH教員に加え、東京大学や早稲田大学、慶応義塾大学など難関大学の現役学生が常駐しています。学力、人格とも優れたメンター(相談・指導役)として生徒の学習指導や進路相談、受験スケジュールのアドバイスなどを行います」(伊部センター長)

自分たちと比較的年齢が近い大学生メンターに対しては、生徒たちも質問や悩みなどを相談しやすいもの。日々の学習や受験に向けたアドバイスはもちろん、大学の授業や研究についても積極的に質問して、それぞれの将来の夢を描いているようです。また、SHには7年生(中学1年生)から玉川学園に入学する生徒がスムーズに学校生活に溶け込み、勉強面でも躓かないよう、一人ひとりに対してきめ細かくサポートするという役割もあります。

おやつはカウンター前のBreakエリアで
SOLOエリア
BUZZエリア

※後編は、「講座」について紹介します。

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