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「玉川アスレチック・デパートメント(略称:TAD)」開設 「健の教育」のさらなる進化と「玉川スポーツ」ブランドの確立に向けて Vol.1

2022.07.01

2022年4月1日、玉川大学・玉川学園のスポーツ強化と普及のために、新組織「玉川アスレチック・デパートメント(略称:TAD)」が発足しました。

創立者小原國芳が初めて「全人教育」を提唱してから昨年でちょうど100年。その8年後に開設した玉川学園は「全人教育」を教育理念に掲げ、豊かな人間性を育むために「学問(真)、道徳(善)、芸術(美)、宗教(聖)、健康(健)、生活(富)」の6つの価値観をバランスよく身につけた人材育成に取り組んできました。
新設したTADでは、このうち「健」の教育をさらに進化させる役割を担い、具体的には大学スポーツの強化と普及を推進し、スポーツブランドの確立と優れた学生アスリートを輩出することを主な目的としています。あわせて大学と学園におけるスポーツ文化の醸成、安全・安心なスポーツ環境の整備を通して、K-16(幼稚園から大学)の体育系部活動の連携強化にも努めていきます。

では、TADはどのような手法で「スポーツの玉川」を盛り上げていくのか? 初代部長を務める川崎登志喜教育学部教授と元プロバスケットボール選手で、玉川大学学術研究所高等教育開発センター講師、TADアソシエイトディレクター、大学体育会バスケットボール部コーチを務める板倉令奈講師にTADの設立の主旨や今後の活動について、ざっくばらんに話してもらいました。

板倉講師

板倉: TAD新設にあたって、川崎部長は20年ほど前からこの構想を描いていたとか?

川崎: ええ、2002~2003年に海外長期研修を利用してスポーツマネジメントの研究をするために、渡米したことがきっかけでした。ご存じの通り米国は大学スポーツがとても盛んな国で、多くの種目でスポーツ産業をリードする存在感があります。そうした環境に身を置いて「日本の大学スポーツをもっと盛り上げたい」と痛切に感じました。

板倉: 日本では「箱根駅伝」など一部の人気コンテンツを除くと、一般的に大学スポーツはマイナーな存在にとどまっています。

川崎: 米国の大学スポーツの隆盛に大きな役割を担っているのが全米規模の大学運動部統括組織「NCAA(全米大学スポーツ協会)」という非営利法人組織です。

板倉: 日本には競技種目別の学生連盟はありますが、NCAAのような全国的な大学スポーツの統括組織がありませんでした。しかし2019年にようやく「UNIVAS(一般社団法人大学スポーツ協会)」が設立されましたね。

川崎教授

川崎: そう、2016年の政府の経済政策としてスポーツの成長産業化が重要政策に位置付けられました。その一環として大学スポーツの可能性も注目され、2016年に「大学スポーツの振興に関する検討会議」がスタート。3年後にUNIVAS設立にこぎ着けたわけです。それに連動するカタチでスポーツの強豪とされるいくつかの他大学では体育会部活動を統括する組織設立の動きがあり、「玉川大学・玉川学園でも独自のスポーツ文化、スポーツブランドを創りあげる取り組みをしていきたい」と私は思いました。そこでスポーツ環境の整備と体育会部活動を支援する組織の設立の必要性について小原学長を始め学内の方々に伝えてきました。体育会組織のガバナンス、学生や保護者が安心できる安全なスポーツ環境整備など、やるべきことはたくさんあると……。

板倉: 従来、玉川大学では学生支援センターが体育会の部活動を管轄していましたが、大学スポーツの世界で「玉川ブランド」を確立していこうという大きな目的を掲げると、やはり専門の組織が必要になりますからね。

川崎: その通りです。まずは2029年の玉川学園創立100年に向けたブランディング活動の一環として、学友会の卒業生の方々や本学体育会を応援していただける企業や地域の方々のお力を借りながら、部活動の強化と連動したブランディングに取り組んでいきたいと計画しています。

板倉: 決して大学スポーツの強豪校ではありませんが、「全人教育」を掲げる玉川大学がスポーツ専門の組織をもつことはとても意味があることではないかと感じています。私は地域の子供たちのスポーツ指導も行っていますが、スポーツ実践を通して勝ち負けより大切なこと、地域や母校を愛する心などを育むことの大切さを痛感していますから。

川崎: 板倉さんのようなアスリート経験者にそう言ってもらえると心強いですね。まず学内と卒業生、さらに地域を含む学外の方々にも「スポーツの玉川」のサポーターになっていただくために、これから何ができるか、何をしていくかを共に考えていきましょう。

===Vo.2では特別強化チーム指定制度や教育連携など、今後のTADの取り組みについて紹介します。

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