玉川大学・玉川学園Webサイト
IEサポート終了のお知らせ

玉川大学・玉川学園webサイトTOPページリニューアルに伴い、Microsoft 社の Internet Explorer(以下、IE)のサポートを終了いたしました。本学園が運営するサイトをIEで閲覧した場合正しく表示されない恐れがございます。
皆様にはご不便をおかけしますが、別のブラウザを利用しての閲覧をお願いいたします。

「玉川アスレチック・デパートメント(略称:TAD)」開設 「健の教育」のさらなる進化と「玉川スポーツ」ブランドの確立に向けて Vol.2

2022.07.04

Vol.2では、玉川アスレチック・デパートメント(略称:TAD)部長の川崎登志喜教授と玉川大学学術研究所高等教育開発センター講師、TADアソシエイトディレクター、大学体育会バスケットボール部コーチを務める板倉令奈講師にTADの今後の活動や未来の姿について語ってもらいました。

川崎: TADでは、まず大学スポーツでの実績がある女子駅伝チームとエアロビックチームの2つの団体を特別強化チームとして重点的に強化を図っていきます。これらのクラブに関してはできるだけ早く「結果」に結びつけたい。将来的には特別強化チームを増やしていき、さらにK-16(幼稚園から大学まで)としてさまざまな競技における連携にも取り組んでいく予定です。また、特別強化クラブ以外でも学内外のサポーター、スポンサーを募ってそれぞれの部活動を盛り上げていきたいと思っています。たとえば、トップアスリートだった板倉さんには昔からのサポーターがたくさんいらっしゃいますよね?

板倉: はい。選手時代から応援していただいた方や中高生時代の先輩など、玉川大学に来た後も応援していただいています。そうした交流の中で先ほどもお話ししたように子供たちにバスケットボールを教える活動も行ってきました。コロナ禍前までは、部員と一緒に町田市主催のバスケットボール教室などに出向きました。本学は関東大学バスケットボール3部リーグ所属で、いわゆる強豪校ではありませんが、子供たちにはそんなこと関係ありません。「玉川のお兄さんがバスケ教えてくれた!」という楽しい思い出が残って、バスケと玉川を両方好きになってくれます。

川崎: 地方に行くと地元の大学スポーツを応援する文化がありますよね。東京の場合は大学の数が多いのでなかなか難しいのですが、特別強化チームなどがめざましい成績を残してくれると、地元町田市の市民の方々に訴求していくことができると思います。今の段階はまずはK-16として足元を固め、学園内・関係者のサポーターを増やしていくことを大切にしたいですね。

板倉: K-16との連携では、これまでも私がコーチを務めるバスケットボール部のほか、弓道部や陸上競技部などでも大学生が後輩たちを指導するケースがありました。

川崎: そうした連携を従来のように個々のクラブの取り組みではなく、TADで選手育成も視野に入れたシステムとして機能させていきたいと考えています。すでにK-16の先生と合同練習のプランについて話し合っています。

板倉: 特別強化チームの優秀な選手確保などにも取り組んでいきたいですね。

川崎: もちろん!奨学金制度などを新たに設置していくなど、選手が玉川大学を志望しやすいような環境を整えていきたいと考えています。旧8号館跡に新体育館の建設も進み、隣接する記念グラウンドと合わせて新しいスポーツエリアも誕生。練習環境もグレードアップする予定です。ただ玉川大学の選手は、単にスポーツが強ければいいというわけにはいきません。しっかり学部で勉強をしてもらいますし、誰からも応援していただける人間性も兼ね備えて欲しい。もちろん練習時間を考えると一般の学生より勉強する時間の確保が難しくなりますが、そのための学修バックアップは私たちが責任を持って行います。

芸術学部長 中島千絵教授監修のロゴマーク

板倉: 私は選手から指導者に転身するにあたって、大学院で一からバスケットボールという競技を学び直し、コーチングについて深く研究しました。プレイすることと教えることはまったく違う。未だに教えることの難しさに日々直面しています。実は小学生に教えるのがいちばん難しい……。でも、そうした難しさを一つひとつ乗り越えると新たに見えてくるものがあるのです。

川崎: 板倉さんのように卓越した選手でも「学ぶ」ことによって、さらに広がる未来があります。玉川大学のアスリートたちにはぜひ「学び」を大切にしてほしい。自分たちのチームを強くするためにはどうすればいいか? 応援してくれる人を増やすためにはどうアピールしていくか? 自分たちのチームのスポンサーをどうやって見つけてくるか? そんなことを考えてそれぞれの競技に取り組めば、スポーツとそれを取り巻く社会のことが次第に見えてきます。そしてその経験は就職活動や卒業後にも必ず生きるはず。玉川大学のアスリートたちがスポーツを通して人生を豊かにしていくこと……TADが目指すのはそうしたことを視野に入れた「健の教育」の具現化です。学生や卒業生、そして地域の皆さまには、これからぜひその活動と成果にご注目いただき、玉川スポーツへの熱い声援をお願いいたします。

新大体育館・屋内プールが2027年3月に利用開始予定!

Sports Center SANITAS(SCS)
*SANITASはラテン語で「健康」を表す言葉

斜面を利用した大学8号館跡地に、「Sports Center SANITAS(SCS)」が建設される予定です。入学式などの式典会場にもなるアリーナ(大体育館)や屋内プール、ウェルネスデザインラボ(トレーニングルーム)などを備えた融合施設です。次世代を担う児童・生徒・学生たちにWELLNESS教育の実践ならびに育成する場が誕生します。

関連リンク

シェアする