環境への取組み

大学

21世紀の社会では、語学力やITスキルと同様に、環境に対する豊富な知識を持ち、より環境づくりへの配慮ができる人材が求められるようになっています。教育機関として、社会貢献に加え、「環境に配慮できる人材育成」を目標としています。

環境講話

大学の学部学科では、科目や講話を通して環境に係わるテーマを取り上げて環境について考える機会を設けています。広く社会に対し環境問題を考える力、行動力を養う力、環境を媒体に様々な能力を養う教育などを通して、環境についての知識を高めるとともに、人間活動と環境への係わりについて総合的な理解と認識を深めていきます。
大学生は、社会に出る直前の段階にいます。社会は、多くのことを学生たちに求めています。それは一言で「人間力」としてくくられることが多いようです。「人間力」とは人として持っているべき能力であることは当然ですが、特に環境リテラシーにすぐれた人材であることを本学では学生たちに課したいと考えています。

農学部園芸班

田畑や里山、温室などの施設は、常に適切な手入れをしながら持続的に活用し続ける必要があります。園芸班は、田畑や里山への持続的な介入を行いながら、農学部の教育・研究活動をバックアップするグループとして2007年度に設置されました。各自が農学部学生としての栽培技術の向上に努め、ボランティア精神を育み、学科学年を越えたコミュニケーションの場を作りながら活動しています。
実習および実験などで使用予定のない畑では、野菜の栽培と周辺の管理をしています。温室では、学内の花壇やプランターに1年を通して花を絶やさぬよう計画的に苗を育てています。花苗の栽培には、赤土や腐葉土などを混ぜた学生たち手作りの土を使っています。この腐葉土も、教職員のみなさんが掃き集めた路上の落ち葉を活用し、学生たちの手で枠に入れ、踏み固め、積み上げ、1年かけて作っています。

閉鎖環境でのアワビ養殖に挑む、農学部「アクア・アグリステーション」での取り組み

人口増加による食料不足は、世界的な課題です。十分な量の食料を生産するためには、生産性を上げるか、より多くの場所で食料生産をできるようにするしかありません。環境に配慮しつつ、より多くの食料を確保できる生産技術の確立は喫緊の課題です。特に海洋資源は、自然災害や乱獲による個体数の減少、養殖では病原体の侵入による漁獲高の減少や餌の散布による海洋汚染といったような問題を抱えています。2016年3月、玉川大学では、水を入れ替えずにポンプで循環させ、完全に人の手で水循環を制御するアクア・アグリステーションを設置。農学部先端食農学科を中心に陸上での閉鎖環境による水産資源養殖の研究を始めました。
2016年よりアワビの養殖をスタート。導入当初は20,000個のアワビ(稚貝)を投入。2年間の成長を経て、2018年に初めて約1700個出荷することができました。このアワビは「玉川の丘アワビ」として加賀料理の大志満(株式会社大志満)のお節の材料に採用されています。
この施設は大学での研究活動での活用はもちろんのこと、幼稚園から大学院までワンキャンパスにある玉川学園の特性を生かし、児童・生徒の教育活動にも活用しています。2016年のアワビ導入式では、児童・生徒・学生の代表者がアワビの収容を学長とともに実施。アワビの稚貝にナンバータグをつける作業も体験しました。

その他の環境教育例

  • 環境問題を取り入れた英語教育
  • コスモス祭における、ゴミの分別回収・リサイクルの徹底
  • エコロジーに対する自己診断の実施
  • 環境フォーラムの開催

関連リンク