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留学や海外でのインターンシップを経験してきた税所里帆さんが、アメリカ大使館主催のEmbassy Academyを修了。

2016.03.31

留学や海外でのインターンシップなど、在学中にさまざまな挑戦を続けてきた文学部比較文化学科の税所里帆さん。昨年の10月からは、アメリカ大使館が主催する、日本の大学生を対象としたプログラムU.S. Embassy Academyのメンバーにも選ばれ、6ヶ月間にわたり参加してきました。今回はこのプログラムを修了した税所さんにお話を聞きました。

U.S. Embassy Academyの様子
(上)外交官を囲んだグループディスカッション
(下)他大学の受講生と意見交換する税所さん

税所さんは玉川大学に入学後、2年次には大学のプログラムでオーストラリアのクイーンズランド大学に奨学生として1年間留学。3年次にはスペイン・マドリードにある国連世界観光機関(UNWTO)本部でインターンシップを経験。また、卒業論文の調査研究でタンザニアを訪れるなど、知識やキャリアを身につけるためグローバルに活動を続けてきました。そんな税所さんが大学4年次に挑戦したのが、U.S Embassy Academyです。これはアメリカ大使館が定期的に主催するプログラムで、参加できる学生は日本全国から選ばれた10名という狭き門です。税所さんは厳しい選考を経てプログラムへの参加を認められ、現役外交官や専門家によるレクチャーやディスカッションに参加しました。「プログラムは月に一回程度実施されます。時間に余裕のあるプログラムのように思えますが、実際には事前にテーマが与えられ、しっかりと予習をした上で臨む必要があります。またそれ以外にも、受講生が中心となってアウトプットセッションも企画・開催しました。これは日本の高校生を対象にしたイベントで、私たちはマイノリティについて考えるセッションを企画しました。また来日した国務次官の講演にも参加するなど、非常に内容の濃いプログラムだったと思います」。
ディスカッションのテーマとなったのは、ハーグ条約や安全保障条約など国際関連のテーマが中心で、文化や観光について学んできた税所さんにとっては、あまり馴染みのない内容だったそうです。「初めて知ることばかりだった分、興味も湧きました。ディベートなどを経験できたことや、同世代の意識の高い学生と出会えたことも良かったと思います。修了式に来てくれた家族からは祝福の言葉と、この経験を今後に生かしてほしいと言われました」。世界のさまざまな問題について考えるだけでなく、プレゼンテーションやディスカッションなど、多くの経験ができたU.S. Embassy Academy。税所さんにとって更なる成長の機会となりました。

留学はもちろん海外でのインターンシップ、アメリカ大使館のプラグラムへの参加と、グローバルな活動に興味をもつ学生にとって理想の学生生活を送ってきた税所さん。先日行われた玉川大学の卒業式では学長賞に輝きました。また、優秀論文賞(卒論部門)、TOEICゴールド賞( TOEIC 970点)、学友会賞も授与されています。どうすれば、税所さんのような経験を積むことができるのでしょうか。「まず自分がどんなことに興味があるのか、何をやりたいのかを周りに発信することが大切だと思います。国連世界観光機関でのインターンシップの話は、私の留学体験を取材してくださった玉川大学出版部の方から『観光に興味があるなら応募してみれば?』と教えていただきました。また、U.S. Embassy Academyに関しては、国際教育センターの大谷千恵副センター長に紹介いただきました。そうした周りの人々との出逢いと支えがなければ今の自分にはなれませんでした。玉川で学んで本当に良かったと思っています。そしてもう一つ大切だと思うのは、自ら限界をつくらないこと。最初から『自分にできるのはこの程度』と決めつけていたら、達成できることも達成できません。言葉にすると大変なことのようですが、たとえば『国連の専門機関、しかも海外で働く』と考えると難しそうなことでも、『興味のある観光についての仕事』と考えれば、自分にもできるのではないかと思えてきます。そうやって、前向きに自分の限界を広げていきました」と税所さん。ポジティブに物事を捉える姿勢も、彼女が多くのチャンスを自分のものにできた理由なのかもしれません。

「大学入学当初は、こんなに多くの経験を積めるとは思いませんでした。それに高校時代の私は、こんなに多くのことにチャレンジするタイプでもありませんでした」と語る通り、玉川での学生生活を通して、大きく成長した税所さん。与えられたチャンスをしっかりと自分のものにすれば、誰もが彼女のようになれるでしょう。「次の税所さん」が玉川大学から生まれることを願っています。

キャリントン公使より修了証書が授与された
修了式で司会を務める税所さん
お世話になった講師たちと

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