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ドレクセル大学の留学生と玉川の学生が手掛けた作品が披露されました。

2024.08.20

2024年度春学期に玉川大学で学んだドレクセル大学の交換留学生たち。彼・彼女たちとともに授業を履修した学生、同大学に留学した芸術学部の学生による作品展「Fusion of Form」が7月15日〜23日にSTREAM Hall2019の2階Open Spaceで行われました。

ドレクセル大学の学生たちはグラフィック・デザイン専攻で、ガラス、陶芸、3Dプリンタ、木工の分野における作品づくりはほとんどがはじめての挑戦でした。その成果は、ポスターやイラストレーション作品を含め、多様な表現媒体となり、それぞれの個性が光るものでした。

オープニングレセプションでは作品の講評会がおこなわれました。まず「複合領域研究213:Introduction to Japan:Arts and Sciences」のグループ課題では、学内の木材を活用する「Tamagawa Mokurin Project」と芸術学部木工室の協力を得ました。いずれも木枠を窓に見立てて、両面から見て異なるインタラクティブな作品です。デザイン・コンセプトは、縁側空間、昼夜の森、宇宙的なメビウスの輪へと広がりました。

3Dプリンタによる製作では、機能的かつ魅力的なデザインを追究し、キャラクターと貯金箱の一体化、弓道の矢の美しさが引き立つ矢立てのデザイン、剣の造形が生かされたボトル・キャップ、コミカルなカエルの表情が印象的な器など、ユニークな作品群が生まれました。

陶芸作品とガラス作品については、各自が「家族や友人のために好みの色や形を考えながら作った」と語っていました。そうした点が印象的だったと、指導担当の栗田絵莉子講師と椿敏幸教授は振り返っています。

また、博多哲也准教授は、ポスターの色彩やデザイン性が海外の学生らしい表現に仕上がっているとコメントしました。ガラスの造形性も思いがけない組み合わせや発想があり、玉川の学生にとっても多くの刺激を得る機会になりました。

クロージング・レセプションでは、授業「Art Theory」のスライド発表も行われ、留学生が日本の作家と作品について調査研究したことを来場者に伝えました。

東京国立近代美術館で見た和田三造の作品を中心に日本の近代美術の諸相、創作版画の表現の特徴と作家・小野忠重、宮崎駿アニメ作品の米国における受容の変遷、現代アート作家・村上隆と米国ミュージシャンのコラボレーションなど、日本と欧米の視点が行き交う興味深い内容でした。

今後も、今回のように玉川でともに学び、制作に励む多様な学生たちの成果発表と創造性を育む交流の機会・場が生まれることが期待されます。

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