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学生時代の"いまの想い"をドームに投影。「TAMAGAWA FULLDOME NIGHT VOL.6」開催

2026.04.23

玉川大学芸術学部アート・デザイン学科では、授業「空間表現Ⅱ」で学生がドーム映像の制作に取り組んでいます。ドーム映像とは、プラネタリウムの全天周(フルドーム)を利用したアート映像で、視界を埋め尽くす映像によって高い没入感が生まれます。世界的にも珍しいこの授業は、キャンパスにプラネタリウムを擁する玉川大学・玉川学園ならではの学びです。

その成果を発表する作品上映会「TAMAGAWA FULLDOME NIGHT VOL.6」が、2026年1月23日にキャンパス内のサイテックセンターにある「スターレックドーム」にて開催されました。6回目となる今年も、じつに多様性あふれる作品が発表されました。

映像と一緒に学生も表現する作品が登場

2025年度は2年生を中心とした22名の学生が22本のドーム映像を制作。例年以上の作品数ということもあり、予定時刻の18時15分に担当講師の飯田将茂先生が短い挨拶をされると、すぐに上映がはじまりました。今年も学外からたくさんの方にお越しいただき、会場はほぼ満席でした。

物体が跳ね回るアニメーションやスノードームの中から見た映像といったドームの形状に合わせた作品、ドームの没入感を生かして観客を海底や宇宙に連れて行く作品、見上げるという鑑賞スタイルを利用したアヒルに突かれる3DCGアニメ、会場の暗さを生かした影絵など、視点も表現方法も実にさまざま。
映像に付けられた音には、お正月の家族の会話、大好きなミュージシャンの曲、自作曲、落語などがあり、テーマも、人類の進化、練習と完成の過程、起床時の憂鬱、時間の可視化など多様性に富んでいました。

時代の流れに沿って、学生が向き合うものや手法には傾向があります。
今年は映像を投影しながら学生自身も表現する「パフォーマンス作品」が登場。閉塞感や恐怖心などを表現した映像に合わせて学生がポラロイドカメラのシャッターを切る作品や、身体に付けたセンサーで学生自身の心音を流しながら情動(急激な強い感情)を表現した作品などが上映されました。

これらドーム映像の制作は、もちろん学生たちにとって初めての経験であり、なかには映像表現そのものが未経験という学生もいます。
飯田先生は、「映像の専門性や文法、常識にとらわれることなく、ドーム空間と体当たりで向き合える大きなチャンスです。これは新しいメディアにとって、いまもっとも必要な“遊び”であると考えます。この態度無くして新たな文化は生まれません」と、パンフレットで解説していました。

映像に込められた、人生で感じてきたことを共有する想い

22本の作品の上映が終わると飯田先生は、「学生たちは、いろいろな想いをドームに投影したと思います。(表現しているものは)すごく内面的でパーソナルだったり、自分が生きてきたなかで感じてきたものだったりで、『ここに映してみんなと共有したい』という想いが溢れている作品が今年は多かったです」と講評しました。

スマートフォンで撮影したり、アニメーションに挑戦したり、生成AIの力も借りたりしながら、内側から湧き起こる衝動をあの手この手で調整し、投影を試みた学生たち。
「彼らの手探りの表現がそのまま未開拓のドーム空間のポテンシャルと連動して、表現の可能性を広げる瞬間がきっとあります。ここからどんな文化が生まれていくのか非常に期待できます」と飯田先生。

内面に大きく迫った勢いある作品は、学生のこの時にしか作り出せません。今年度も学生たちの想いの詰まった作品に触れることができました。

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