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美味しく食べて、学内の豊かな自然環境維持に貢献。「学生活性化プロジェクト」でタケノコ掘りが行われました。

2026.07.01

東山エリアの豊かな里山で行うタケノコ掘り

正課授業やクラブ活動とは違う『コミュニティの場』を作ることで、学生生活をより豊かなものにすることを目的とした玉川大学の「学生活性化プロジェクト」。スタートから10年以上がたち、これまでさまざまなイベントを実施してきました。活動を通して学部などの枠を超えた交流が生まれたり、玉川大学の知らなかった一面に触れたりと、学生活性化プロジェクトは学生たちのキャンパスライフにも大きく貢献しています。そしてこの活動の一環として4月17日(金)に行われたのが、記念グラウンドの奥側に広がる東山エリアでのタケノコ掘りです。この日は約10名の大学生が参加。また途中からは高等部の生徒も加わり、タケノコ掘りに挑戦しました。

全国的な課題となっている竹林問題について考える機会に

玉川大学は自然豊かなキャンパスを有していますが、最も東に位置し横浜市に属する東山エリアには広大な里山が広がっています。この里山にはたくさんの竹が自生しており、美しい竹林を見ることができるのですが、実は竹林にはさまざまな問題があるのです。
今回の学生活性化プロジェクトに参加した総務部管財課の細谷清課長から、冒頭に説明がありました。「かつての日本では、竹は重要な資源でした。成長が早く加工しやすいことから、カゴなどの日用品の原料として広く活用されてきました。ただ、プラスチックが台頭してきたことで消費量が減り、管理されずに放置された竹林が全国各地でみられるようになりました。繁殖力の高い竹は浅い地中で地下茎を広範囲に伸ばすため、周辺の植物や樹木の生育に影響を及ぼすことがあります。また、根を深く張らない事から、傾斜地では斜面崩壊のリスクを高める要因にもなっています」。急傾斜地に竹が多く自生している東山エリアにおいても同様の課題があり、適切な対策が求められているという説明がありました。「今回は皆さんにタケノコを掘ってもらいますが、それが結果的に山を守ることにもつながります。たくさん掘って、自宅で美味しく食べてもらえればと思います」という細谷さんの説明を聞き、学生たちはスコップを持って竹林へと入っていきました。

急斜面でも臆することなくタケノコを掘る学生たち

竹林の中で、職員からタケノコの見つけ方や上手な掘り方のレクチャーを受ける学生たち。ただ、既に掘りやすい場所では小学部の児童による収穫が進んでおり、なかなか手頃なタケノコが見つかりません。すると学生たちはどんどん山の上のほうへと登っていきます。そして最初は不安そうに掘り進めていましたが、コツを掴むと上手に掘り出していきます。中には「いくつ掘り出したのか、もう分からない」というほど大量に収穫した学生も。大学生だけでなく高等部の生徒も参加し、山の中に元気な声が響きます。昨年もタケノコ掘りに参加したという生徒は、「昨年はタケノコの刺身にして美味しくいただきました」と語ってくれました。そんな食べ方ができるのも、採れたてでえぐみのないタケノコだからこそ。午後3時から2時間近く取り組みましたが、この日も大量のタケノコを収穫。学生たちは、いくつものタケノコを手に帰宅しました。

環境省が掲げる目標に、民間団体として取り組む玉川学園

キャンパス内の自然環境維持に努めると同時に、その環境を教育活動にも活用している玉川学園。近年は、2018年にキャンパス内の樹木の間伐から生まれた木材を木工製作に使用する『Tama Treeプロジェクト』がスタート。そして2022年からは、教育活動だけでなく地球環境保全に産学連携で取り組む『Tamagawa Mokurin Project』も始動しています。こうした活動が評価されたこともあり、2026年3月には環境省が認定している「自然共生サイト」に、東山エリア(玉川学園東山勉学の杜)が選定されました。これは「30by30(2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全する)」という環境省が掲げた目標達成に向け、民間の立場から自然環境の保全に取り組む制度です。この日のタケノコ掘りも学生の交流を促すだけでなく、実際に里山に入って労作に携わることで自分たちを取り巻く自然環境について考える、貴重な機会となりました。

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